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ある日、ある光景を見てしまった。


気分が悪く保健室に行くと丁度先生が居なく


入った奥のベッドがカーテンで締め切られてて


その中から男女のシルエットが見えた。


『 …れん…すき 』


そう言われ廉くんだと思う彼が隙間から見えてしまった。


そんな時突然頭が痛くなって慌てて保健室を出る。


彼女は、麗奈さんだろう、きっと。


私は捨てられるんだ…また一人になるんだという


罪悪感と苦しみと悲しみが湧き出て息が苦しくなり始める。


『 Aちゃん…大丈夫…? 』


後ろから身体を支えられてると思い振り向くと平野先輩の姿。


恋愛初心者の私みたいなのは恋愛に向いてない。


廉くんと元から釣り合ってないし廉くんはきっと


本音では麗奈さんみたいなひとが好きなんだと思う。

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作者名:永瀬れみ | 作成日時:2017年10月11日 1時

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