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永瀬くんはそれから私をベッドに寝かしつけた。


体調が悪化したらだめだからと。


永瀬くんは、心配性みたい。


ずっと、大丈夫かって聞いてくる。


『 なあ、そろそろ廉って呼んでほしいんやけど… 』


とベッドで寝てる私にそう問いかけてきた。


『 …呼ばれたいの? 』


『 そりゃそうやろ?好きな女に

名字で呼ばれるなんて嫌やで(笑) 』


少し微笑みながら私の手の指を絡める。


『 …れん…くん… 』


廉、って、最初は恥ずかしいから廉くんと呼んであげた。


すると見えた耳が少し真っ赤になっていた。


『 まあ、それでもええわ 』


廉くんに頭を撫でられてると気持ちよかったのか


いつの間にか眠っていた。

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作者名:永瀬れみ | 作成日時:2017年10月11日 1時

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