6話 ページ7
出水サイド
見慣れない制服だ。三門市は他の市から来訪することは極めて少ない。もし、こちらに来るとしてもボーダー関係者がほとんどだ。もしかしたら、彼女もボーダー関係者なのかもしれない。もしそうでなかったら、家出少女の可能性もある。
俺は米屋と目を合わせてその少女の元へ駆け寄った。どちらねせよ、おもしろそうだからだ。
「あ、家出かい？君？」
「違います。」
彼女はこちらを振り返る事もなくすたすたと歩いて行った。これは本当に家出少女だったのかもしれない。そういえば風間さんが言っていた、
「光った？！」
彼女の手から電光がぴかっと光った。これが超能力者というやつだろうか。どちらにせよボーダーとして連行しなければならない。
「なあ。弾バカ。これって噂の……。」
「って逃げられてるだろ。槍バカ。」
彼女は外灯に電撃を発していた。外灯の電気を消すのだろうか。それとも、とても光らせるのだろうか。どちらにせよ、目を区切らなければならないらしい。
「追うぞ。弾バカ。」
「弾バカ言うな槍バカ。」
とは言え、自分はあまり体力に自信があるわけではない。それに、これはボーダーの指名でもあるのだ。相手が生身という情報もあるが、
「トリガー
米屋は生身のまま少女を追っているがまあ、それはそれだ。
米屋サイド
「おらあ、逃げんじゃねーぞ。」
金髪の超能力者は案外足が速い。いや、生身で風間隊を相手をしている時点で運動神経がおかしいのはわかっている。だけど俺だって体力には自信がある。俺を巻こうとしているのはわかるがそっちが超能力を使わない限りは絶対に勝てる。
「ああ！うっとうしい！めんどくさい！慣れていない土地でずっと能力使っているこっちの身にもなりなさいよ！」
俺から逃げながらそう超能力者はそういった。自暴自棄になっているみたいだが、その声色は本音ではないらしい。つまり、まだあっちにも余裕があるらしい。
「んじゃ。その超能力を使わなきゃいい話じゃねーかよ。」
「『超』能力……ねえ……。」
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彩華(プロフ) - コメントありがとうございます。暫く返信できなくてすみませんでした。そして、ありがとうございます。これから受験シーズンに近づいているので更新は蟻以下になりますがよろしくおねがいします (2020年11月21日 14時) (
レス) id: 0e1a2224ca (このIDを非表示/違反報告)
、 - とっても面白いです！！これからも更新楽しみ待ってます^_^ (2020年11月13日 1時) (レス) id: 914e0a1430 (このIDを非表示/違反報告)
ななち(プロフ) - 全話読ませていただきました。ストーリーも面白く、とても面白かったです。これからも更新頑張ってください。 (2020年11月6日 21時) (レス) id: e6a7dee876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2020年10月31日 0時
