GONG【ONEPIECE】

＊１１＊ ページ11

サンジside








そこからみんなで名前を出し合って､
最終的に決まったのが…｡









ル｢じゃあ今日からよろしくな！｣


ル｢……A！｣ﾆｯ


あ｢……｣


サ｢Aちゅわ〜ん♡よろしくねぇ〜♡｣


あ｢……｣


フ｢いい名前つけてもらったなぁ！｣


ウ｢油断大敵だぞ〜…｣


ナ｢相手は殺し屋だからね…｣









Aちゃんはずっと無表情のまま､
何かを考えてるようだった｡









ル｢Aも俺達のこと名前で呼べよ！｣


あ｢……分かった｣


サ｢ところでAちゃん､お腹すいてない？｣


ブ｢ずっと眠ってましたもんね〜｣


サ｢温かいスープあるから､持ってくるね〜♡｣


あ｢……｣


ロ｢彼は一流のコックさんなの｣


ル｢サンジの飯はうめぇから元気出るぞ〜！｣


あ｢……｣









急いでキッチンから
スープを温めて持ってくると､

Aちゃんは少し躊躇った後
いただきます､とスプーンを手にする｡









サ｢……？｣


あ｢……｣ﾊﾟｸｯ


ル｢うめぇだろ〜！｣


あ｢……｣ﾊﾟｸｯ


サ｢…Aちゃん？｣









何も言わず表情を変えない
Aちゃんに少し不安になるも､

食べ続けてる姿を見ると
口には合ったのかなって｡









あ｢……とても｣


サ｢？｣


あ｢……とても､美味しい｣


サ｢!!!!そりゃ良かった！｣


ル｢サンジ俺にもくれ〜!!｣









ちゃんと飯を食う前には
いただきます､と言って､

感想も言ってくれるこの子を､
俺は世界最悪の殺し屋だなんて思えなかった｡









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