愛のリンネ【TH】 (ページ2)

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○○『はぁ...。今日も疲れた～』

仕事終わりによく行くBARに向かって歩いていた。

あれから、結婚はしなかったが何不自由なく暮らせたし、つくづく幸せな人生だったと思う。

○○『テヒョン...。今貴方は、どこにいるの？...』

そう。前世の記憶を持ったまま私は今世に転生してしまったのだ。

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

○○『マスター、今日も疲れたよ...。』

JM「いらっしゃい○○ちゃん。ふふ...

そっか～。いつも○○ちゃんは大変だねw」

そうやって目を細めて笑うこの人は、このBARのマスタージミンさん。

JM「○○ちゃん？...気をつけて帰るんだよ？」

夜中の1時まで喋ってBARを出た。いつものことだ。

ジングルベ～ルジングルベ～ル♪

夜中の1時にも関わらず、街はクリスマス1色に輝いていた。車も通っているし、人通りも少なからずまだあった。

○○『あと、もうちょっとで家だあ～///』

酔ってフラフラしながら、どうにか帰路にたどり着き、狭い小道を歩いていた。

あと少しで家なのだが...。

どうしても近づきたく無くなってきた。
なぜかって？

それは、黒のフードを被った男の人が家の前の街灯の下に座り込んでいるからだ。

でも、もう家に帰りたい。
怖いけど、恐る恐る近づいて見ることにした。

○○『大丈夫です...かっ！？...え？』

男の人の服には血がついており、グレーの部屋着らしきズボンにも飛び散っていた。

返り血...？

その男はゆっくり顔を上げた。

？「お前...。だれだ？」

わぁ...。こんなことってあるんだね。

でも、私は知らないフリをするよ。

○○『っ......○○と言います。大丈夫ですか？』

？「そうか、○○...か。

俺を...たすけてっ、くれ...」

バタンと倒れるのを我慢してたかのように、しゃがんだ私に倒れ込んだ彼。

○○『久しぶりだね...。こんな所で何してるのよ...

テヒョン。』

ふふっ、今世でまた再開しちゃったみたい...。

それより、貴方は血だらけだけど、

今世は何をしているの？