EP 3 下敷き ページ5
俺たちが音の聞こえてきて方向に向かっていると
円堂「なあ！あそこじゃないか⁉」
開けた場所が見えてきた
そこで俺たちが目にしたのは
塔子「さっきのは一体何だっt...！！？」
風丸「⁉これは...‼」
円堂「なっ...！」
そこには
たくさんの傷が付いた丸太が大量にぶら下がっていて
開けたその場の中央に
大きくて太い大木が倒れていた
木屑や木の枝もたくさん落ちている
円堂「なんだこれ...。」
塔子「エイリア学園か...？」
風丸「...。(さっき、誰かの声が聞こえたよな...？)」
俺は倒れた大木に近づいてみた
風丸「これって...。」
よく見ると、大木のすぐ側に
バッキバキに折れた竹刀が落ちていた
それに気づいた円堂たちが近づいてくる
塔子「これって...竹刀？」
円堂「何したらこんな風になるんだ？」
ガサガサ...。
風丸「なんか、足元から音が...。」
何やら、大木から音が聞こえる
？「うぅ...。」
塔・円・風「「「！？」」」
倒れた大木の下から、人の手が出てきた
塔子「えぇ！？」
風丸「まさか...‼」
よく見ると、手は傷だらけ。
その手は、大木を動かそうと
力を込めて押している
？「う、ごけ...！」
円堂「もしかして、人が下敷きに！？？」
風丸「助けないと！」
俺はとっさにその大木を両手で持ち上げようとする
だけど、大木は全く動かない
塔子や円堂も加わって、3人で必死に力を合わせて
少しずつだか大木が持ち上がってきた
円堂「よし！もう少しだ‼」
塔子「ぐぬぬぬ！」
風丸「くっ...！」
？「...っ！だああああ‼‼」
ズズウーーーーン
持ち上げた大木をすぐ側の所に投げた
俺たちはその場に座り込んだ
風丸「はぁ、はぁ」
塔子「やった...！」
円堂「はぁーーー！疲れた‼」
円堂なんか、大の字になっている
円堂「...そうだ！下敷きになってた人‼」
ガバッと勢いよく起き上がる円堂
俺と塔子もそれにつられて立ち上がろうとする
ふと、後ろに気配を感じた振り返ると
？「いやー、死ぬとこだったわ。」
袴と道着を着た人が立っていた
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作者名：kt.ぷらねっと | 作成日時：2020年12月23日 20時
