今夜の月は綺麗ですね。 (ページ30)

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ヤキモチ？ページ30

ゾロさんどこにいるんだろう

船を探すがゾロさんが見当たらない。こういう時に限って

ロ「どうかしたの？」

「ロビンさん、ゾロさんを見ませんでしたか？」

するとロビンさんは少し驚いた顔をした後優しく笑った

ロ「覚悟が決まったのね？」

「え、ロビンさんも知ってたんですか？」

ロ「もちろん。Aが気付くずっと前からね」

そのあと何かに気付いたように楽しそうに笑った

ロ「応援するわ。ゾロの居場所は彼に聞いたらいいと思うわ」

ニコッと笑う先を見るとそこにはサンジさんが焦った顔をして走ってきた

サ「Aちゃん！！本当に船を降りるのか！？」

「え？」

サ「さっき行ってきますって！」

「ああ、それは全然関係ないです！」

サ「あ～～よかった～～！あ、それなら朝ごはんのデザートまだ取っておいてるから行こうか！」

「え、あ、はい」

ニコニコと嬉しそうに私の腰に手を回し誘導される

これは断れない・・・！

仕方ないから食べ終わってから話に行こう

そう思い歩き出すと、

「わっ！」

何かにつまずき体制が崩れる。パッと見ると手が一瞬見えそれが花になって消えた

これって。

サ「Aちゃん大丈夫か？」

「わっ！すいませ・・・」

バランスを崩したせいでサンジさん支えられる形になっていた

慌ててどこうとしたとき

グイッ

と誰かに腕を引かれて体が離れる。そしてその人はそのまま私を連れて甲板へと走る

サ「おい、クソまりも～～～！！！」

と後ろからサンジさんの声がする。恐る恐るその人もといゾロさんに声をかけた

「ゾロさん？」

ゾ「・・・」

ゾロさんは無言のまま私の腕を引っ張る。甲板から船首の手前まで来るとようやく止まった