35 ページ7
*
『京治も濡れてるじゃん……』
「あーごめんごめん」
棒読みかい。
湯気をホカホカ、肌から出現させている京治が、気だるそうに私の隣に座った。
ピッピッとチャンネルを渡り歩いて、結局もとの番組に戻った。
それからしばらく、ぼぉっとテレビを見るでもなく見ていると、ふと、京治がバレー部であったことを思い出した。
『そう言えば、京治ってバレーのポジション? って、どこなの?』
京治がびっくりの顔を隠さず、私に向けてきた。
そして、またいつものぬぼーっとした顔に戻り、テレビに顔を向けて喋り始めた。
「セッターだよ。」
『セッター?』
「……なんて説明したら良いんだろう」
京治が顎に手を当て、眉根を寄せた。
*
489人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零月(プロフ) - 赤葦の片想いとか若様の天然故の不器用さとかあー!もー!言葉にできないくらい可愛いしカッコいい…凄くドキドキしたしきゅんきゅんしました!このお話最高です! (2017年11月19日 12時) (レス) id: 86a7555269 (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - かふぇらてさん» あの牛島くんですよおお……ありがとうございます!!(*^^*) (2017年11月11日 20時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇらて - あ、あの牛島さんがぁぁぁぁ可愛いすぎます(/ω\) (2017年11月10日 14時) (レス) id: f0a3b81de7 (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - 令さん» ありがとうございます!!他の作品も!!ありがたいです(*^^*)拙い文章ですが、きゅんきゅんして頂けたなんて、嬉しい限りです(^^)/ (2017年11月9日 17時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - ひまタイさん» 終わってしまったたなんて言ってもらえて嬉しいです!!ありがとうございます!また、お尋ねください(*^^*)続編も考えているので、よければそちらも!! (2017年11月9日 17時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きりんりん | 作成日時:2017年10月29日 19時