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「…………なんで嬉しいんだ?」
逆に、何がわからないのか分からない!!
『…………天然』
「ん? なんて言ったんだ?」
私がぼそっと口を尖らせて呟くと、牛島くんが首をもたげた。
私はしょうがないと息を吐きだし、ふふふっとあふれる笑いを余すことなくさらけ出した。
同時に、体の奥にたまっていた涙が一筋、こぼれ落ちた。
『……好きだよ、牛島くん。大好きです』
牛島くんの目が、大きく見開かれた。
『バレーしてる姿見たときとか
朝電車に乗ったら居たときとか
ガラの悪い四人組から救出してくれたときとか
その他にもいろいろあるけど、全部ひっくるめて、大好きで____』
「もう、いい、十分だ。これ以上は我慢出来そうにない」
話している途中でぎゅっと抱きしめられ、耳元でそう囁かれる。
耳に息がかかって、くすぐったい。
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零月(プロフ) - 赤葦の片想いとか若様の天然故の不器用さとかあー!もー!言葉にできないくらい可愛いしカッコいい…凄くドキドキしたしきゅんきゅんしました!このお話最高です! (2017年11月19日 12時) (レス) id: 86a7555269 (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - かふぇらてさん» あの牛島くんですよおお……ありがとうございます!!(*^^*) (2017年11月11日 20時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇらて - あ、あの牛島さんがぁぁぁぁ可愛いすぎます(/ω\) (2017年11月10日 14時) (レス) id: f0a3b81de7 (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - 令さん» ありがとうございます!!他の作品も!!ありがたいです(*^^*)拙い文章ですが、きゅんきゅんして頂けたなんて、嬉しい限りです(^^)/ (2017年11月9日 17時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - ひまタイさん» 終わってしまったたなんて言ってもらえて嬉しいです!!ありがとうございます!また、お尋ねください(*^^*)続編も考えているので、よければそちらも!! (2017年11月9日 17時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりんりん | 作成日時:2017年10月29日 19時