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「俺なりに、このまえAに言われた言葉を、考えてみた。その上で聞いて欲しい」
牛島くんは、開口一番、そんなことを言った。
『……うん』
うつむきながら、自分の足先を見ながら聞く。
と、視界に牛島くんの足が写り込んだ。
視線を上げると、牛島くんがすぐ近くにいて、
「まず第一に、俺は人違いなんかしていない。その証拠に、Aは今俺の目の前にいる」
そう言って、大切なものにでも触れるみたいに、私の頬に手を伸ばしてきた。
『…………へ?』
どういうこと?
人違いじゃあない?
「好きだ……5年前から、ずっと。」
牛島くんは、混乱する私をじっと見つめながら、言葉を丁寧に丁寧に選ぶように、ゆっくりと語り始めた。
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零月(プロフ) - 赤葦の片想いとか若様の天然故の不器用さとかあー!もー!言葉にできないくらい可愛いしカッコいい…凄くドキドキしたしきゅんきゅんしました!このお話最高です! (2017年11月19日 12時) (レス) id: 86a7555269 (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - かふぇらてさん» あの牛島くんですよおお……ありがとうございます!!(*^^*) (2017年11月11日 20時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇらて - あ、あの牛島さんがぁぁぁぁ可愛いすぎます(/ω\) (2017年11月10日 14時) (レス) id: f0a3b81de7 (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - 令さん» ありがとうございます!!他の作品も!!ありがたいです(*^^*)拙い文章ですが、きゅんきゅんして頂けたなんて、嬉しい限りです(^^)/ (2017年11月9日 17時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - ひまタイさん» 終わってしまったたなんて言ってもらえて嬉しいです!!ありがとうございます!また、お尋ねください(*^^*)続編も考えているので、よければそちらも!! (2017年11月9日 17時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりんりん | 作成日時:2017年10月29日 19時