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*
『……牛島、くん』
牛島くんの視線が、ふと私からそらされ、私の斜め後ろあたりを見据えた。
確かそちらには、京治たちが居たはず。
「…………どうしてここにいる？」
ぞわぁっと背筋に冷たいものが走った。
牛島くんから感じる、圧倒的な怒り。
指先が震えてきて、足もふらふらとおぼつかなくなる。
『し、親戚のお家に遊びに来て、今日親戚がバレーするからって』
親戚、という言葉に、牛島くんの威圧感が少しだけ緩んだ。
安心した私は、軽く饒舌に続ける。
『……今まであんまり興味無かったけど、バレー、見てみたいなぁって、……思って』
……あれ、あれれ？
よくよくと考えてみると、さっきの言葉で、牛島くんの事を引きずっているとバレる。
牛島くんのバレーを見たのをきっかけに、バレーが気になっちゃった、と言っているようなもんだ。
「……そうか」
『う、牛島くんは？ どうしてここに？』
不幸中の幸い。
牛島くんはどうやら、気づいていないらしかった。
私は思わず、天然なのかとレッテルを貼ってしまう。
事実、天然なのだとは思うが。
「練習試合には参加しないが、他のチームの様子を見に来た」
牛島くんが、コートに視線を移して目を細めた。
いつも鋭く、だけど優しいその瞳に、めらりめらりと炎が宿っているのを感じる。
…………あぁ、やめて。もうやめて。
これ以上、好きになりたくないよ。
*
牛島くん、嫉妬でメラメラでおります(^^)/
きりんりん
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零月(プロフ) - 赤葦の片想いとか若様の天然故の不器用さとかあー！もー！言葉にできないくらい可愛いしカッコいい…凄くドキドキしたしきゅんきゅんしました！このお話最高です！ (2017年11月19日 12時) (
レス) id: 86a7555269 (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - かふぇらてさん» あの牛島くんですよおお……ありがとうございます！！(*^^*) (2017年11月11日 20時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇらて - あ、あの牛島さんがぁぁぁぁ可愛いすぎます(/ω＼) (2017年11月10日 14時) (レス) id: f0a3b81de7 (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - 令さん» ありがとうございます！！他の作品も！！ありがたいです(*^^*)拙い文章ですが、きゅんきゅんして頂けたなんて、嬉しい限りです(^^)/ (2017年11月9日 17時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
きりんりん(プロフ) - ひまタイさん» 終わってしまったたなんて言ってもらえて嬉しいです！！ありがとうございます！また、お尋ねください(*^^*)続編も考えているので、よければそちらも！！ (2017年11月9日 17時) (レス) id: 09e8ea326d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりんりん | 作成日時：2017年10月29日 19時
