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#エピローグ ページ41

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花河美樹side:



「ほら、美樹も楽しんで?」


「ですが師範…、」






視線の先には、嬉しそうに笑う梅柱とその横に座る霞柱の姿があった。

それを盛大に祝う柱の声が、賑やかに私の耳へと入ってくる。






「いいんだよ、もう」








……あの日、師範は泣いて帰ってきた。


深く訊きはしなかったが、察しがついた。

きっと師範の想いはまだ冷めていないだろう。




そして、縁談の男と別れるために協力者として霞柱が手伝ってくれたと明かしたのだ。


おかげで最初は不審がっていた柱も納得し、今や心の底から二人を祝っている。






「…Aさん」


「?」






師範の元から離れ、梅柱に話しかけると彼女は不思議そうにこちらを見た。






「嘘をついて…ごめんなさい。二回も私を助けてくださり、ありがとうございます」


「…ああ、そのことか」


「もしかして怒ってない…んですか?」






聞くと、彼女は笑って頷いた。






「杏香が貴方のこと、根は優しいって言ってたから。全部杏香を想ったが為、でしょ?」


「し、師範が…?」


「だからいいよ。人を守るのは柱の役目だし」






……嗚呼、だからか。

だから師範は、彼女と親友になったんだ。






「ーー誤解してました」


「え?」





「おーい梅宮、乾杯するぞ!!」






と、横から現れた宇髄さんに首根っこ掴まれズルズル引き摺られていく。

そんな彼女を見て、私は笑みを浮かべた。









「じゃあ、二人の末長い幸せを祈って!」









どうか、お幸せに。









「乾ぱーーい!!!」









全員の声が、部屋中に響き渡った。




美樹side:終

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Runa - 紅乱さん» 一気読みだなんて!めちゃくちゃ嬉しいです!杏香をそのように言ってもらえありがとうございます!! (2020年1月18日 11時) (レス) id: e03723cf47 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - 永久さん» 最後までお読み頂きありがとうございます!!貴方様のコメントで泣きます!!!!! (2020年1月18日 11時) (レス) id: e03723cf47 (このIDを非表示/違反報告)
永久(プロフ) - 完結おめでとうございます!!もう本当に!!泣きます!!!!! (2020年1月17日 17時) (レス) id: 75d8805815 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱 - 今日見つけて一気読みしてしまいました!杏香ちゃん良い子すぎて泣ける…… (2020年1月16日 21時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - 雫さん» それなあああです!!こんな親友私もめちゃ憧れます! (2020年1月16日 18時) (レス) id: e03723cf47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Runa | 作成日時:2019年12月5日 23時

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