【名探偵コナン】幼馴染？相棒？想い人？【ベイカー街の亡霊】

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チラッと横目で見た新一の顔から、この推理は間違ってなかったと悟る。

ただ、モラン大佐とのこの駆け引き。それを心配そうに見つめていた。






「残念だが、その推理は外れだな」


『じゃあ撃てば？教授のワインが割れてもいいなら』






不安そうにしてはいけない。こういうのは余裕な笑みを見せればいいんだ。


モラン大佐が引き金を引こうとした時、トランプクラブの扉が開いた。






「モリアーティ様が皆さんにお会いしたいと申しております」


「え、モリアーティ教授が？」


「馬車でお待ちでございます。こちらへどうぞ。」


「…お待ちください！」


「モリアーティ様に逆らうつもりですか？」







…とりあえず助かった。

ワインを抱えて外に出て、馬車の場所まで移動する。






「皆様お連れしました」


「ご苦労。さて、そのワイン頂こう」






私はワインを受け渡す。

…うーん、この香り。







「モラン大佐と互角にやり合うとはさすがホームズの弟子達だ。で、私に用かな？」


「ねえ、おじさんがモリアーティ教授？」


「いかにも」


「ああそっか、これって私達を試してるんだね」


「どういう意味かな」


「もうお芝居は辞めたら？おじさんはモリアーティ教授じゃないんでしょ？」







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