【名探偵コナン】幼馴染？相棒？想い人？【ベイカー街の亡霊】

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モランって強いんだな…という諸星くんの言葉に、新一がイカサマだよ、と答える。






「わかんのか？」


「あそこにいる猿がモラン大佐に相手の手を教えてるんだ。ハートとスペードなら右手。ダイヤとクローバーなら左手で、その色の身を数に応じて食べるように調強されてるんだ」







ああ、だからあんなとこに猿がいたのね。


…私ってやっぱり頭の回転遅いのかな。こんな事にも気づけなかった。







「スペードの3なら右手で黒い実を3個頬張ってな」


「チッ、汚ぇ奴だな」







奥に見えるワインとグラス。なんであそこにあんな物があるんだろう…と考えていると、イカサマだ、と諸星くんの声が聞こえる。






「モランって奴はイカサマ野郎だ」


「小僧、口の利き方に注意するんだな。イカサマの証拠でもあるっていうのか」


「勿論さ。あんたと仲良しなんだろ、そこの猿」


「何！？」


「おっさんのカードを見て、スペードの3なら右手で黒い実を3個、ダイヤの5なら左手で赤い実を5個を食べてたよ」






新一が言ったことをほぼそのまま告げる。汚ぇぞ、と声を荒らげたおじさんに対し引っかかるてめえが悪いと言ったモラン大佐。






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