love store…xx 2片寄涼太

二人の時間 ページ11

朝

俺は今日も電車に揺られている


〇〇駅〜〜〇〇駅〜〜♪



ドアが開くと彼女がのってくる



「おはよう涼太くん！」


「Aちゃんおはよ」


「ねぇねぇコロと愛ちゃんの物語って
今月続編が上映するのしってた？」



「ほんと？
あれって前編だったんだ…」


「んー…
後編はコロの子供の物語らしくて
監督とかは同じなんだよ！」


「何回もＤＶＤ借りてみたのに
続きがあるのは全然知らなかったなぁ」


「私も昨日始めて知ったんだけどね^^
涼太くんに話さなきゃって思ったんだ！」



「ありがとう！
ＤＶＤで見終わった時
映画館で見たかったって後悔したんだよね」



「私もそう思ってた！」




「じゃあさ、あのさ………



一緒に見に行かない？」



手に汗握るくらいの覚悟で

思いきって聞いてみた。






「うんいいよ！」






彼女はあっさりOKしてくれた…………



良かった。





ほんとに良かった。






「上映するのが夏休み中だし
こうやって会えないから
涼太くんの連絡先教えてくれる？」




「そうだね！」








　
「はい、ふるふるしよ」



そう言ってお互いに
スマホをふったけど
なかなかうまくいかなくて


「あれ？」







「涼太くんふるのが速すぎ！笑」








「なんで来ないんだろ？」









「涼太くんこれ画面ださないと
出来ないよ！ちょっと貸して？」









彼女がささっとスマホを指で
なでると









「あっきたきた！」




やっと連絡先をゲットした( ＾∀＾)





「なんか面白いねっ」


って彼女が笑うと
こんなちっさいことでも
笑いあえた。



神様今俺は平常心を装っているけど
心は今宇宙にいるかのように
ふわふわとしております。

よっしゃーーって何度も心の中では
ガッツポーズしております。





だって３つも４つも良いことが
あったんです！



彼女と今日も話せたこと


彼女と映画見る約束したこと


彼女の連絡先を知れたこと



彼女が今日も笑ってくれたこと



朝から今日はハッピーすぎで
浮かれまくりそうです。



ってかもうすでに
顔がにやけてしまうから
口元を手で隠すようにした。





見透かされていますか？





彼女にだけは見透かされてないと
いいのですが。

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