love store…xx 2片寄涼太

# ページ8

「こいつがなんかしたなら
俺も謝りますんで
理由を教えてください。」




「…………………。」




「なんで涼太くんが謝るの？」


「全然片寄くんには関係ないよ？」


「そうそう！関係あるのは
その子だけなんだから！！」


「こいつが関係あるなら
俺にも責任はあると思います」



「ないない！涼太くんには
責任なんてないよ？」


「どーしてそんな子かばうなの？」






「大事な友達だからです」



「涼太くんは大事な友達だったら
無条件に味方するの？なんで？」





「俺は先輩達が思っているような
やつではありません。
先輩達の理想よりほど遠い男です。


俺は友達として
どんな時もこいつの味方なので
こいつのこと気に入らないとしても
ほっといてもらえますか？」



「わかった！わかった！もうおしまい！
もう行っていいよ！ふたりとも！」



「戻ろう？」


「あ、うん」




グラウンドにつくまで
無言だったけど
もー無理




笑っちゃう






「ぷっ……………さっきの涼太
自惚れすぎ！」


「ん？」



「俺は先輩達が思っているような
やつではありません！だっけ？
もうふくかと思ったよ！笑」



「人がせっかく…！！
先輩らの話声は外まで
聞こえてたからな




俺せい？」




「まだ自惚れてんの？」



「いやいや、俺のことでも
あるでしょ？」



「へーへー。こりゃ涼太に彼女が
出来たら彼女大変だな！
幼なじみでこんな目にあうんだからさー


あ、プレッシャー与えちゃった？
ごめんごめん！

でも涼太があの時来てくれて
正直嬉しかった。」



「それを最初に言えっつーの！

……確かに彼女作ったら
守ってく覚悟は必要だよな？」



「朝いくつ手紙もらった？」



「さぁ…まだ読んでないからな」


「その子らが今みたいに皆集まって
逆上するかもよ！」



「それはだめだな……。」


「好きな人が出来てから
考えればいいじゃん！
それまではあかりが面倒見てあげる！」


　
「面倒見てんのはどっちだよ？笑」

「へーへー。
あっ！テニス部皆集まってるよ
どざくさに紛れて入ってくるから
じゃぁね涼太！」


「がんばれよ〜〜！」

#→←#

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す