love store…xx 2片寄涼太

＃ ページ21

彼女と目が合う



けどすぐに目をそらされた。


格技場で長々と先生が話してる間も



俺は前のほうに座っている彼女の
ことばかりみていた。



メールの返事も来ないし。

目もそらされたし。


俺なんかしちゃったのかな。



そんなことばかり
ぐるぐると考えていた。


集会も終わり
教室に向かう途中に
彼女を見つけたから
俺は思いきって声をかけてみた。


「Aちゃん！」




俺の声に振り向き

一緒にいた彼女の友達が
驚いた顔して

「かたかた……

カタヨセクン？？！//」


「片寄涼太くんじゃん！A！//」



「うん。」



「友達だったの？

いつのまに？


片寄涼太くんと？///」




「かたかた…

片寄くんめっちゃかっこいぃ


めっちゃかっこいぃ…どうしよ……///」



「ちょっと落ち着いてよぉ
涼太くんどうしたの？」


「メール送ったんだけど見てくれた？」


「メール？？A、片寄くんと
メールしてるの？？

すごいじゃん！

キャーかっこいぃ…こっち見ないで///」


「ちょっとちょっとまぢ落ち着こうよ！
A！由井たちは ほのかが
連れて先いくからAは後からきな？」



「あんなに近くで片寄くんみたの
初めて！やばい！鳥肌やばい！」


「あたしなんか一気に汗かいたよ！
声裏返っちゃったし！恥ずかしぃ！」



「ほーれ！しゃべってないで
ほのかたちは先いくよ！」




「……………。」


「なんかごめんね？
友達が騒がしくて」



「俺もごめん。タイミングミスった。
あっちでちょっと話せない？」


渡り廊下の方を指差すと


「うん」

って彼女はうなずいた

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