12パック ページ13
私は今保健室に来とる。
目的?
それはもちろん。
侑「Aさん。ええですか…?」
『なんや緊張するけど…え、ええよ…』
そうして侑君の手が私の方に伸びてきて…
.
.
.
シャーッ
侑「159.5cm!!!!」
『は!?嘘やろ!?ほんま!!!??!!!?』
先生「ちょっと〜静かにしてね〜。」
『あ、すいません…
で、ほんまに!?ほんまのほんまに159.5!?』
侑「ほんまですって!ほら!!」
そういって身長測定の目盛りを見ると
159.5cmの所で止まってた。
『やったあああ!!!侑くん!!やったわ!!!あと5mmまできたわ!!』
侑「ほんまですね!!あと5mm!」
私は侑くんと両手を繋いでジャンプし合う。
そこにアランくんがやってきた。
ア「お、どや。身長伸びとったか?」
『アランくん!あと5mmまでいったよ!』
ア「おお!あともうちょいやないか!
喜びを分かち合いたいとこやけど俺先生に呼ばれてんねん。すまんな!後でまた祝いにAのクラス行くわ!」
『うん!ありがと!』
アランくんほんまにええ人や…。
最初は強面っぽいし絶対仲良くなりたくないとか思っててごめんな…
今では立派な私のおかんやで…
(なんでやねん)
アランくんを見送ったあと私たちは保健室を後にしてそれぞれのクラスに帰ろうと廊下を二人で歩いていた。
侑「…Aさん。」
『んー?』
侑「聞きたいことあるんですけどええですか?」
『ん?いいよ?』
侑「Aさん。サムに告白の返事せえへんのですか?」
侑くんが真剣な瞳で私を見つめる。
『…ごめん。
私が悪いんや。もし断ったら、治くんは私ともう仲良うしてくれへんかもしれん。
私そんなん嫌や。皆とこうやって馬鹿騒ぎするの好きやねん。
…やから気持ちの整理がついたら絶対返事は…』
"返事はする"
そう言い切る前に視界が真っ暗になった。
.
.
.
あれ。
なんで私
侑くんに抱きしめられてるんだろう。
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ワッキー - 北さんが、ちょーかっこよかったわ!! (2023年4月21日 17時) (レス) @page31 id: a8cf9029ad (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - すぎっ゛っ゛!! (2022年4月4日 21時) (レス) @page31 id: cc856e48b6 (このIDを非表示/違反報告)
るるせ - 読ませていただきました!面白かったです〜〜!! (2020年12月12日 11時) (レス) id: 377e001d17 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 確かTikTokでこの動画出してませんでしたっけ?イラストで、それ見て飛んできたんですけど、好きすぎて爆発しそうやったwさくささんのも読もうと思っとります(˘ω˘ ) (2020年11月15日 2時) (レス) id: 70a95d9a91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの - 私は関西の者なのですがそれほど違和感も無く読ませて頂きました!!エセに感じなかったです!強いて言うならば「だめやぁ」やったかな?の所を「あかん~」など使えばさらに関西感でて物語に入り込めると思いまし た!!素敵な作品ありがとうございます! (2020年8月24日 23時) (レス) id: 8d31ac980f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マツコ | 作成日時:2020年6月1日 0時