音信不通だった恋人[諸伏 弟]

28話 ページ29

『涼しい〜』



まだ4月の下旬だってのに7月ぐらい暑い、溶けるわこれ
アイスが無いとやっていけないやつなんだよね

あとで誰かにアイスたかるか なんて回転する椅子に座ってクルクル回っていると、自販機で飲み物を買って来た松田に話しかけられる


松「ポアロ行った時に思ったんだけどよ、あの坊主降谷の事めっちゃ睨んでたよな」

　『なにやら勘違いしてるみたい』

松「降谷も災難だな、坊主に目ぇつけられて」

　『それは言えてる』






松「あ、そういやお前書類溜め込んでたよな」

　『まって今思い出したヤバいヤバい』


松田にそう言われて慌てて書類を入れてる引き出しを開ける、中には後回しにして来た書類達がわんさか入ってまして……しかも期限が今日までのやつが沢山


　『どうしよう、沢山ありすぎてヤバい』

助けて松田！ と後ろを振り返るが、そこに松田の姿はなかった

アイツこうなるってわかっててどっか居なくなったんだな…？？

カス！天パ！グラサン！


はぁ、1人寂しく書類やりますか…











書類をやり始めて1時間、さっきの強盗事件から戻って来る人が増えて来た

　『あーあー…全然進まない！！いつの書類だよ！てかこれなんの書類だよ！！』

髪の毛をグシャリと握りしめて、唸る


てかさっさとコナン君に公安だってバラしちまえよ…新一君だぜ？

絶対役に立つわ！！


なんて言っても零のプライドが許さないか…

そろそろ熱で頭がやられる…さっきまで涼しかったのに、人がわんさか入って来るから…本当にヤバい暑い

多分この書類が終わるのは1週間後かな……それまで警視庁に泊まり込みだわ

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