【銀魂】ホントのキモチを貴方に・・・

20話 ページ21

木の影から出てきたのは

A)どうして愽武(ひろむ)さんが……！？

どうしてこんな時間の公園に？

銀時)村嶋(むらしま)愽武……

銀さんの声

すると、

愽武)あは…………あははははっ！！！！！！！

いきなり愽武さんが

大笑いをした

嫌笑い方

頭、どっかで打った！？

愽武)魅勇

低い声で名前を呼ばれ、

体をびくっと震わせる魅勇

愽武)あのままコイツを殺してくれればよかったのに

私を睨む愽武さん

A)愽武……さん…………？

今………

嘘…

愽武)大和博寄(やまとひろき)って知ってる？

大和博寄……

もちろん知ってる

有名な作家さん

私も一度本を読んだことがある

いい作品だった

でも、それがどうしたの……

博武)大和博寄は、俺のペンネームだ

愽武さんが！？

博武)お前さえいなければ、二十冊連続売り上げ一位だったんだよ！

大声をあげる博武さん

そうか……

私のデビュー作が大和博寄の二十冊連続

売り上げ一位を

阻止したって、世間で噂になった

それで私を……

愽武)お前さえいなければ、誰も達成したことのない、二十冊連続売り上げ一位が達成できたんだ！！

声をあげる愽武

愽武)だから、お前の友達を使って殺してやろうと思った！！

愽武)トップモデルだとかで、調子にのってるコイツも嫌いだったからなぁ！二人の友情をズタズタにする計画を立てたのさ！！

自信たっぷりに言う愽武

銀時)っ……！

木刀を持つ手をかたく握る銀さん

銀さんが愽武さんに向かっていった

A)待って銀さん！！

その言葉で銀さんは動きを止める

魅勇も私とおんなじこと考えてると思う

A)その木刀、かして

魅勇と考えが同じならきっと！！

銀さんから木刀を受けとる

同時に魅勇は落としていた刀を持つ

魅勇！

やっぱり同じ事考えてた……！

私と魅勇は背中を合わせ、愽武さんを睨む

A/魅勇)許せない

ボソッと呟く私と魅勇

愽武)なんて？？

わざと寄聞き返しているように思える

一度愽武を睨む

刀と木刀を愽武の方に突き出し、

今度もいきっぴったりで言葉を発する






A/魅勇)私達の友情を引き裂こうなんて、絶対に許せない！！

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