To be strong, To be beautiful ２【キングダム】

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鳳桜隊は蒙武・謄連合軍の中でも謄軍の所属となっていた。
敵対する楚軍は縦に陣を3つ並べており、各5万ずつの15万という大軍だ。
まず謄軍が敵の前線を削り楚軍総大将までの道を作り、後ろの蒙武軍がそれを討つ。
という手筈だと蒙恬は言っていた。

その蒙恬率いる楽華隊は謄軍の第一陣、鳳桜隊は第二陣だ。



秦軍 VS 合従軍


函谷関攻防戦とも言えるこの戦の中でも最大規模、

楚軍15万 VS 蒙武・謄連合軍9万 の戦が始まっていた＿＿＿＿








「麟坊隊が先陣を切り、楽華隊も並走しています！！」


物見からの報告によると、蒙恬も出陣したらしい。


第二陣の鳳桜隊はしばらく様子見か…



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





「隊長！！第二陣出陣命令です！！どうも麟坊様が討たれたようで………！！」

「何！！？」


じゃあ今あそこは楽華隊だけ……？


「出るぞ！鳳桜隊！！！」

「ウオオオオオオオ！！！！」



なんかこういうの久々だなァ！！と言いながら先陣切って行く欄さん。
ほんと頼りになるな…


しばらく敵陣を進んでいくと、王騎軍の残党 録鳴未軍長が楚軍の第一陣の将 臨武君と相対しているのが見えた。

しかし同時に蒙恬が明後日の方向に走るのも私は見た。


「いったいどこに………！？」


足元にいた麟坊軍長の頭には綺麗に矢が突き刺さっていた。
…………弓隊は近くにいない。
相対する録鳴未軍長と臨武君、その足元に麟坊軍長。

2対1になったところで援護のため矢を放ったか…。
かなり遠くから軍長を正確に射抜いた…？




とんでもない弓使いだ＿＿＿＿！
遠くからあんな正確に狙撃できる使い手、今後私たちにとって脅威の存在＿＿＿


「……！！」


蒙恬は狙撃手を見つけて排除しに行ったのか＿＿！！




その時、蒙恬の向かった先でざわめきがあった。


「……欄さんここは任せた」

「はあ！？どこ行くんだよ！！」

「麟坊軍長を討った弓使いを仕留めてくる！
　兵200ついて来い！行くぞ！！」








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