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目を瞑らんばかりの眩しい光に包まれたかと思えば、俺はまた見知らぬ場所に立っていた。
先程とは比べようもない体感気温の高さと、後から後から流れ出る汗と、時折肌を撫でる空気の動きの心地良さ。
ここも先程と同様「外」なんだろうと直ぐに理解したものの、俺の目に入ってくる風景は全く別の物で……「空」が灰色ではないことが、ここが「外」だと俺の脳に理解を拒絶させる。
見上げれば青とも水色ともつかない澄んだソレに吸い込まれそうな心地になり、そこに浮かぶ白い物体が「雲」だということを理解するに時間を要してしまった。
かと思えば遠くの方には見つめられない程に白く輝く光源があって、それが時間と共に位置を変えていく。
アレは一体、何なんだ……
もしかして「太陽」とかいう……
そうだとしたら、あんなに眩しいモノなのか……
それに、空と地上の境目が青とも碧ともつかない色……
俺の記憶が確かならばソレは「海」のハズだけれど、凍っていない……本来こんな色をしているのか……
それにこの匂い……「海」に匂いがあったなんて……
気温の高さと比例するように身に付けた布の面積が少ないけれど、こんな格好をしていたら死んでしまうのにと考えた瞬間、ココが夢の中か記憶の中なのかと、やっと思えた。
振り返れば、何かを建設している途中なのか、骨組みが剥き出しになった大きな物体と、その後ろに見える壁面には見た事のないイラストレーションのようなもの。
そしてずっと大きな音が鳴り続けている。
この足元にある粒子の細かい物体は「砂」か……俺達の時代とは全く違う物だな……
ふはは、裸足……それにゴム素材の履物って……有事の際にこんな軽装でどうするんだ……
着ているものも「服装」だなんて言えない程に薄いし、防具としての役割なんて皆無じゃないか……
こんな状態で俺、外に出て……
そう思った途端一気に上がった心拍数、慌てて肌を見て触っても変化した様子も無ければ爛れてもいない状態に、ふと胸を撫で下ろせば。
向こうの方から俺に手を振る遮光眼鏡を着けた輩がマイク越しに俺を呼ぶ。
「翔さん、あのさ」
聞きなれた声。
それと同時位に俺の背中を叩く誰か。
「ほら、いこ！」
「気合入ってんな〜」
「アンタが足りないだけでしょ」
横に並ぶ、見慣れた三人の笑顔。
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黒衣(プロフ) - pandakoさん» コメントありがとうです^^ こんな訳分からんお話を大好きだと言って頂けるなんて…！ありがとうです！書いてる私が迷子になってたのに(笑) そして勝手に私祭り(笑) なにしてもらえるんだろ〜？(笑) こちらこそいつもありがとうです！(*'ω'*) (2019年6月19日 2時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
pandako(プロフ) - どうしましょう。大好きなお話しが終わってしまいました(´；ω；`)寂しい気持ちを埋めるためには、"勝手に黒衣さん祭り"を開催しなければ！寝る間を惜しんで祭りに突入です(*≧ω≦)いつも素敵なお話しをありがとうございます。 (2019年6月18日 14時) (レス) id: 84ef7d4572 (このIDを非表示/違反報告)
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