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Ｏ地区に出発する前日、リーダーが一緒にご飯食べよって誘ってくれた。
いっつもオレから誘うばっかで、リーダーから誘われるっていうのも珍しくって、オレは嬉しくって速攻イエスの返事。
「どーする予定なの？」
「うーんとね、Ｍ地区みたいにさ、温泉あるんだって、しかも結構規模が大きいみたい」
「そーなんか」
「うん、だからね、Ｍ地区みたいな開発も進められないかなって思ってたんだけどー、やっぱ長老の皆さんがさ、うんって言ってくれなくって」
「まずはそっからって感じか」
「うん」
リーダーと一緒にご飯食べながら、仕事の話するってのも結構珍しい。
この間Ｍ地区行ってきたって話聞いてたけど、その話が出ないってことは、あんまり釣れなかったのかなって思って。
だからその話題を控えてたってのもある。
「だったらアレだ」
「ん？」
「Ｍ地区の資料、持ってって良いよ」
「え！？なんで！？」
「あっこの人達もさ、収入源が増えたってのが大きく働いてたし、Ｏ地区の長老達にもありがてえ話なんじゃねえかな」
「え、でも……」
「だいじょぶだよ」
確かに、そうだけど。
でも、Ｍ地区開発の時の資料は、センターでもトップシークレットに近い情報だし。
本格的に開発するって決定した地区だっていうなら納得できるけど、Ｏ地区はそんな話になってないんじゃ……
「だいじょぶだよ」
「リーダー……」
「それに、おれらが行って話したとこで、あの人達ぜってえ聞いてくれねえもん」
「まぁ、それは確かにそうかもだけど」
「相葉ちゃんの話なら聞いてくれるよ、だから毎回相葉ちゃんがＯ地区に派遣されてるんだから……だいじょぶ」
「そっか、な……」
「うん」
リーダーのほにゃっとした顔は、癒し。
研究とか開発とかで疲れたなーって思っても、一緒にご飯食べたり、一緒に並んで座ってるだけでも、なんだか癒される。
でも、今日のリーダー、なんだか……
「それに、さ」
「……ん？」
「相葉ちゃんの技術、必要としてると思うよ、あっこの人達も」
「うん、それは分かるけど」
「ちょっと時間かけて腰すえていろいろやってくれって頼みたいとこだけど、今までの態度が態度だからおっさん達も言いにくいんじゃねえかな」
「あははっ、確かにそうかも！」
「んだべ？」
いつもと違う「ほわっ」なのは、オレの気のせいなのかな……それとも、何か……
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黒衣(プロフ) - pandakoさん» コメントありがとうです^^ こんな訳分からんお話を大好きだと言って頂けるなんて…！ありがとうです！書いてる私が迷子になってたのに(笑) そして勝手に私祭り(笑) なにしてもらえるんだろ〜？(笑) こちらこそいつもありがとうです！(*'ω'*) (2019年6月19日 2時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
pandako(プロフ) - どうしましょう。大好きなお話しが終わってしまいました(´；ω；`)寂しい気持ちを埋めるためには、"勝手に黒衣さん祭り"を開催しなければ！寝る間を惜しんで祭りに突入です(*≧ω≦)いつも素敵なお話しをありがとうございます。 (2019年6月18日 14時) (レス) id: 84ef7d4572 (このIDを非表示/違反報告)
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