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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「俺が背中を任せるのはお前だけだよ」
いつかの和也様の言葉が思い出されて、その記憶ごと私の胸をぎゅうぎゅうに締め付ける。
和也様の魅力の虜になり、吸い寄せられるように近寄ってくる『ヒト』ばかりが和也様を狙っている訳ではない。
『華陽』様や『妲己』様、果ては『白狐』様までを『狩ろうとするヒト』がいて、その輩からお狐様方を守っているのが和也様。
『狩ろうとするヒト』は、お狐様方の弱点を徹底的に調べ上げてから和也様の目の前に現れる為に、『華陽』様達は『狩ろうとするヒト』に手を出せなくなってしまっていることがほとんど。
そんな時に『華陽』様達を守るのは和也様であり、そんな和也様に背中を任せて頂いているのが私なのだ。
『華陽』様が狙われていると本家から『八咫烏』が飛んできた折、不意を突かれ私が攻撃対象になってしまった事がありました。
私が守っていたはずの和也様は、急に振り返って私を抱きしめると……その背中を『狩ろうとするモノ』に向け、その者が向けた刃を背中に受けられ、大きな傷を負われてしまったのです。
私に倒れ込む和也様。
その背を濡らす深紅の雫。
徐々に重みを増す和也様の体。
お恥ずかしながら私、人生で初めて暴走してしまいまして……私は持ち得る能力を全て使いました。
暗闇から伸びる手の様に髪をその者に向かわせ、私の髪はその者の息の根を止めようと締め上げ引き裂こうとし、その者ごと燃え死のうと体内の熱を極限まで上げきった……瞬間。
私を止めたのは、和也様の手でした。
「あん時の眞白は凄かったよねぇ」
「うむ、壮観であった」
「あんなに愛されてるなんて、俺、知らなかったよねぇ……超熱烈だよね眞白」
「あれ程の情熱を秘めているとはな、流石は和也の使い魔、他の者とは雲泥の差じゃ」
『……和也様、華陽様』
もう何年も前の事なのに、何度も何度もあの時の話を蒸し返してはケラケラと楽しそうに笑い、その度に優しい琥珀色の瞳を私に向け……。
「観念して俺にやられればいいのにー」
『和也様っ！！』
「なにを勿体ぶってんのかねぇ……心配しなくても俺が天国に連れてってやるのにー」
『和也様っ！！』
「和也は凄いぞ、眞白」
『華陽様までっ！！』
私は相変わらず、和也様達の玩具でございます……それもまたある意味、幸せなのかもしれません。
◆どうしても頭が上がらないヒト (2018/03/07)→←◇3
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黒衣(プロフ) - あいさん» そして、そうなのです〜。この作品ばかりは、かなり下書きを溜めて読み直して修正して…を繰り返しておりまして(汗) なので、彼らの続きもそのうち日の目を見ると良いな、と思っております！ありがとうです！(*'ω'*)♪ (2018年4月9日 0時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - あいさん» きっと下唇とアゴがちょこんと出てるハズです(笑) ソレで抱きつかれたら撫でるしかない…。大した事ない兄弟喧嘩みたいなワチャワチャを繰り広げてて欲しいという願望が(笑) そして潤くんハンバーグは最高に美味しいと思うのです(*'ω'*) (2018年4月9日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - そして、ヒトマズコレマデなのですねー。この世界大好きで毎回楽しみにしてました〜。またいつか使い魔ちゃんやヒトではないモノたちが黒衣さんの頭に登場して想像を巡らせてほしいなぁ。いつかまた〜( ^_^)/~~~ (2018年4月6日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 智くん、素直になって〜！いじけてるのも可愛いけど(笑)大したことじゃないのに心理戦が繰り広げられてて面白いですね〜智くん、ハンバーグ食べられ…(笑)お潤のバーグ私も食べたいなぁ(こらっ) (2018年4月6日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - あいさん» 後ろからのっそりです、全体重をのっそりされます、何ならぺと〜っとくっつかれてます(こら) 末ズはなんだかんだ持ちつ持たれつな印象を最も抱いていて、そこが最大の攻撃力だと思ってます(笑) TVで見てても末ズの絡みカワイイですもんね♪ (2018年4月4日 1時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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