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この商店街のどこが『あやかし銀座』なのかと言われると、普通の人間達に説明するのは難しい。
何故ならば、普通の人間達の間では『あやかし銀座』などと呼ばれることが無いからだ。
商店街が『あやかし』をウリにしている訳でもなければ、この土地に所縁のある妖怪伝説などもないから、何の関係性も見当たらない。
無理矢理関係性を作るのであれば『あやかしパン』くらいなもので、それでも商店街からは外れた場所に店を構えているのだから、それも難しい。
常識では説明困難な事象が起こることもあるが、それはこの商店街に限った事ではないし、そんなことを言い出してしまうと全国の商店街が『あやかし銀座』化してしまうだろう。
それに何か不思議な出来事があったとしても、数年前からブームになっているゲームの影響で、なんでも「妖怪の仕業かもね」などと人々の笑い話として収まってしまう。
そう。
人の世とは、そんなものなのだ。
先程２人の男性が入っていった甘味処の暖簾がゆらりと揺れ、「じゃあな〜」となんとも緩い言葉と共に外に出てきたのは猫背のギョサン。
彼に続くようにして出てきたもうひとりの男性は、何やら難しそうな顔をして甘味処の店内に視線を投げ掛けているが、猫背のギョサンはそんな彼を気にも留めず、ザリザリと足元から音を鳴らしてきた道を戻る。
店内に視線を向けていた彼がパッと余所行きの笑顔を浮かべると、甘味処から出てきたのはかなり年配の男性。
彼の隣に並ぶと「がっはっは！」と大きく笑って彼の背中を遠慮なくバシバシと強く叩き、その衝撃で彼は眉間に皺を寄せた。
「翔くん」
猫背のギョサンが顔だけで振り返りながら声を掛ければ、甘味処の前に留まっていた彼は年配の男性に申し訳なさそうに手を合わせると、ぺこっと会釈をしてからギョサンの彼に走り寄っていって。
「おいてくぞー」
「ちょ、智くん」
花が綻んだような微笑みを浮かべながら走り寄ってくる彼を見て、猫背のギョサンはふにゃりと微笑み。
また前を向いてザリザリとギョサンを鳴らす。
そんな２人を見て安心したかのような表情を浮かべた年配の男性は、また甘味処の中に吸い込まれて行って。
その様子をチラリと見た猫背のギョサンは、またみたらしに視線を奪われている彼をそのまま、『あやかしパン』の方に向かって歩き始め、未練がましくみたらしを見ていた彼も慌てて彼に続いた。
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黒衣(プロフ) - あいさん» そして、そうなのです〜。この作品ばかりは、かなり下書きを溜めて読み直して修正して…を繰り返しておりまして(汗) なので、彼らの続きもそのうち日の目を見ると良いな、と思っております！ありがとうです！(*'ω'*)♪ (2018年4月9日 0時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - あいさん» きっと下唇とアゴがちょこんと出てるハズです(笑) ソレで抱きつかれたら撫でるしかない…。大した事ない兄弟喧嘩みたいなワチャワチャを繰り広げてて欲しいという願望が(笑) そして潤くんハンバーグは最高に美味しいと思うのです(*'ω'*) (2018年4月9日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - そして、ヒトマズコレマデなのですねー。この世界大好きで毎回楽しみにしてました〜。またいつか使い魔ちゃんやヒトではないモノたちが黒衣さんの頭に登場して想像を巡らせてほしいなぁ。いつかまた〜( ^_^)/~~~ (2018年4月6日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 智くん、素直になって〜！いじけてるのも可愛いけど(笑)大したことじゃないのに心理戦が繰り広げられてて面白いですね〜智くん、ハンバーグ食べられ…(笑)お潤のバーグ私も食べたいなぁ(こらっ) (2018年4月6日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - あいさん» 後ろからのっそりです、全体重をのっそりされます、何ならぺと〜っとくっつかれてます(こら) 末ズはなんだかんだ持ちつ持たれつな印象を最も抱いていて、そこが最大の攻撃力だと思ってます(笑) TVで見てても末ズの絡みカワイイですもんね♪ (2018年4月4日 1時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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