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A分かりました。特に予定は無いので大丈夫です。待ち合わせはどこにしましょうか
夜に会えないかと彼女にメッセージを送って、彼女から届いた返信にホッと胸を撫で下ろした。
あのお出掛けデートから、彼女とは顔を合わせる機会も持てず、専らメッセージと電話でのやり取りに終始していたから。
もしかしたら、忙しい俺に愛想をつかされるんじゃないかとヒヤヒヤしていたものだった。
でも、彼女からのメッセージや通話している時の雰囲気から大丈夫そうだというのが伝わってきて、俺は毎回そんな彼女に安心させられていた。
待ち合わせ場所に指定したのは、たまたま見つけた喫茶店。
とある工場でしか作られていない素材を取引させて欲しいと交渉しに行った際に、昼食を取り忘れていたことを思い出して足を踏み入れた店だった。
雰囲気が潤に激似な若いマスターが作るオムライスが超美味くて。
工場に足を運ぶ度に訪れている、ちょっとした隠れ家的な場所。
……とはいえ、俺が店に行くといつもソファに転がってる人がガバッ！と飛び起きて、キラキラした目を俺に向けて凝視しているのだけは何とかして欲しいんだけれど……。
近くのコインパーキングに車を停めて喫茶店に向かえば、外から彼女がソファ席に腰かけているのが見えた。
彼女は手元の……手帳か小説かは判断出来なかったけど……本らしき何かに視線を落として、嬉しそうな顔をしたり恥ずかしそうな顔をしていたから、きっと面白い小説でも読んでいるんだろう。
ベルを鳴らして店内に入れば……真っ先にソファに寝転んでる人が飛び起きたのが見えたけど、見なかったことにして……Aさんがこっちを見て微笑んだから、軽く手を上げた。
次の瞬間にはハッとしたように手元の本を傍らに置いた鞄の中にしまって。
そんなに慌てなくても良いんだけど、と思いながらも彼女の向かい側に腰かけた。
テーブルの上を見れば、まだ湯気の立っているカフェラテがあって、コレ美味いんだよなぁとか思いながら同じものをオーダー。
彼女はどんな顔するかな……。
そう思いながら、用意していた封筒を自分の鞄から出して彼女に手渡した。
「どうぞ、開けて？」
驚くだろうか。
喜ぶだろうか。
どちらにしても。
彼女の感情が動く様を見るのは、嫌いじゃない……し、むしろ気に入ってるから、ちょっと困る。
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黒衣(プロフ) - 結城さん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！ちょいちょいすれ違うのがこのふたりの醍醐味と申しますか(笑) 早く気付いてくれると私も楽なんですけどね(笑) (2018年5月12日 18時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 2人のすれ違いの関係にニヤニヤしてます！早く惹かれ合ってることに気付かないかな〜(〃ω〃) (2018年5月11日 7時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - あいさん» レス遅くなりました…(汗) 智くんも背後霊ですからね…ふふふ。翔さんの想定外、フリーズしたりアワアワしたりムスッとしたりしてるのを想像するとそれだけで…えへへ(*'ω'*) ニノちゃんのこのキャラも好きなので、楽しんで頂けて嬉しい〜！ (2018年5月3日 17時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 大野さんと主人公ちゃん、何かあったの？翔さんの想定外についていけてない姿を想像するだけでウフフフフッ(*´∇｀*)そして、ニノちゃん可愛いよ〜知ってるよ〜今悪魔してるけど(笑) (2018年4月23日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» ワタワタしてる翔さん、想像するとめたくそ可愛いですよね…私ニマニマしながらカタカタしましたもん(笑) めぐぽんさんに続き楽しんでもらえるように頑張らねば！( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2018年4月17日 3時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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