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「……へ？え、え、え？」
「ふふっ」
手元の「面接日程のお知らせ」と俺の顔を交互にキョロキョロと見て、口をぽかんと開けている彼女が、なんだかとても微笑ましい。
そりゃそうだよな。
普通だったら、電話かメールで届くような物を、会社を仕切ってる本人から直接手渡されるなんて思ってもなかっただろうから。
キョロキョロが落ち着くと、手元の書類に視線を落としたままになってる彼女が。
どうしてだろうか……俺を振り回してばかりな彼女と一致しないことに笑いがこみ上げてくる。
「一次審査を通過したようなものだから、まだ『おめでとう』とは言えないのが残念だけど」
「いや、あの、コレ……」
「うん……その日、間違って『Lover discovery』の仕事とか入れないように気を付けて……って、もう入ってたら変更して欲しいんだけど」
俺の言葉にハッとした彼女は、鞄から取り出した手帳……ってか手帳だったのか……を開いて、あからさまにビクッ！と体を跳ねさせて。
そんな彼女から意味を読み取れない俺は首を傾げ、ちょっと顔を赤くした彼女はアワアワと手帳のページを捲っていた。
そんな俺達の間に「お待たせしました」と控えめな声と共に置かれたのは、さっき俺がオーダーしたカフェラテで。
ありがとう……そう言おうと顔を上げれば、潤に激似なマスターは、手で口元を隠して笑っているように見えて……って、そんな仕草まで似てんのかよ！と俺は心の中でツッコんで。
「だ、大丈夫でした……」
「あ、ほんと？」
「はい、丁度お休みにしていた日だったので、お伺いできます……」
どこか夢見心地のような表情のまま、ふんわり微笑む彼女にドキリと胸が鳴って……
え、胸が鳴ってってなに……
直接渡されると思いませんでしたと嬉しそうに話している彼女を見ていると、どうにも落ち着かない気持ちになってくるのは、どうしてだろう……。
いやいや、落ち着け。
俺はコレを彼女に渡す為だけに、今日この場所で待ち合わせをしたワケじゃなかっただろう。
カフェラテを口に運びながら、俺の渡した書類を胸に押さえて嬉しそうにしている彼女に目を細めながら、本題を切り出すタイミングを伺っていた。
「あのね、Aさん」
「あ、はい」
「今日はね、ソレを渡す為だけに待ち合わせしたんじゃないんだ」
「……契約、のことですよね」
「うん、話が早くて助かる」
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黒衣(プロフ) - 結城さん» 楽しんで頂けているようで嬉しいです！ちょいちょいすれ違うのがこのふたりの醍醐味と申しますか(笑) 早く気付いてくれると私も楽なんですけどね(笑) (2018年5月12日 18時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 2人のすれ違いの関係にニヤニヤしてます！早く惹かれ合ってることに気付かないかな〜(〃ω〃) (2018年5月11日 7時) (レス) id: 3f7c57052f (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - あいさん» レス遅くなりました…(汗) 智くんも背後霊ですからね…ふふふ。翔さんの想定外、フリーズしたりアワアワしたりムスッとしたりしてるのを想像するとそれだけで…えへへ(*'ω'*) ニノちゃんのこのキャラも好きなので、楽しんで頂けて嬉しい〜！ (2018年5月3日 17時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 大野さんと主人公ちゃん、何かあったの？翔さんの想定外についていけてない姿を想像するだけでウフフフフッ(*´∇｀*)そして、ニノちゃん可愛いよ〜知ってるよ〜今悪魔してるけど(笑) (2018年4月23日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» ワタワタしてる翔さん、想像するとめたくそ可愛いですよね…私ニマニマしながらカタカタしましたもん(笑) めぐぽんさんに続き楽しんでもらえるように頑張らねば！( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ (2018年4月17日 3時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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