◇46 (2017/04/11) ページ46
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私が足を踏み入れた「ＨＡＴＣＨ」のオフィスは、しがないイチ編集として働いていた私からすると、あまり想像が出来ない場所だった。
そして、実際目にするオフィスは、芸能事務所のオフィスとして想像していたモノとは違っていた。
いつぞや、フリーでライターをしている人と打ち合わせをした時、打ち合わせで指定された場所がレンタルオフィスのオープンスペースだったんだけれど…。
その場所に酷似している……というか、その場所の規模を小さくしただけっていう感じで。
そのレンタルオフィスは都会のど真ん中のビル６Ｆにあって、打ち合わせが出来るスペースなんかは１８０°ガラス張りでビルだらけの街並みが外には並んで見えた
そのガラスと同じ長さのデスクが並行して室内を走っていて、その前には沢山の椅子。
入口からガラスまでの広いスペースには、丸や四角のテーブルと椅子やソファが並んでいて。
シェアオフィスってこういう場所なんだ……っていうのを自分の目で初めて認識して、ほぉ……と溜息なんかついちゃったもんだった。
まさに、そんな感じの場所。
ガラスが透けてないってのも違うけど。
目の前には、以前目にしたシェアオフィスのようにテーブルと椅子だけが並んでいて、各々好きな場所で、自分が支給されているノートＰＣとセットして仕事をするようになっている。
入口を入ってすぐ左手には、個人ロッカーが用意されていて、仕事で使う物なんかはそこに全て収容するようになっているらしい。
書類や文房具、荷物なんかもそのロッカーにまとめて入れるようになっていて、コインロッカーよりも大きいサイズのそれは、ちゃんと鍵も掛かるようになっていた。
だからかもしれないけれど……なんていうか、編集部みたいな乱雑さなんて欠片も無くて。
Ｓ「俺がさ、片付け苦手なんだよね……だからこのスタイルは潤が考えてくれたんだ……あ、Aさんのロッカーはココね」
私に用意されていたロッカーは、一番下の段で、背の低い私の事を考えて、低い場所に用意してくれているんだというのはすぐに分かったんだけれど……。
「……げぇ」
Ｓ「こら、女の子がそんな言葉遣いするもんじゃありません……気持ちは分かるけど」
私の与えられたロッカーの左隣には……何の因果か「Ｎｉｎｏｍｉｙａ」の文字。
「……げぇ」
Ｓ「こらこら」
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やっち(プロフ) - 続きが読みたいです (2022年3月30日 6時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 卯奈さん» ありがとうございます！…って、わ〜(汗) そうですよねぇ…現状いつになるやらですが頑張りますね！ (2018年4月9日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
卯奈(プロフ) - とっても面白いです！でも次章がなくて一瞬がっかりしちゃいました。更新待ってますねー (2018年4月6日 18時) (レス) id: 2ee62e6d6e (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - のあさん» ありがとうございます！…とはいえ続きの更新がされてなくてガッカリされましたよね(汗) 現在更新中のお話が落ち着き次第カタカタしようと思っておりますゆえ、お待ち頂けるとありがたいです┏〇)) (2018年1月27日 2時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ドキドキしてとても楽しかったです！次の更新も楽しみにしてます！！！ (2018年1月26日 14時) (レス) id: aa634c2ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2017年3月1日 0時
