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「いや、もう、何が何だか……」
Ｍ「……だろうね」
Ｏ「……なんかあった？」
Ｍ「ん？ニノが見られた」
Ｏ「……マジか」
へらへらっ…と笑った大野さんは、ん〜…と下唇を突き出して黒目をくりんと上に向けた。
『華夜』が二宮さんで男の人で…松本さんは『ＪＵＮ』で…『Satoshi』が目の前に…
『ＨＡＴＣＨ』の古株ばかりがやたらと集結しているこの空間は一体何なんだ…
もしかして、相葉さんと櫻井さんも他に隠された姿があるんじゃないか…
やっとまとまった自分の思考に、自分がとんでもないコトを知ってしまった事を認識して。
ガクガクと体が震えてきたのが分かった。
Ｍ「あ、やっと分かった？」
Ｏ「ん？なにが？」
Ｍ「Aサンの置かれてる立場」
Ｏ「あぁ…わりとやべーよね」
Ｍ「翔さんが何て言うかだけど…」
Ｏ「ニノが言いに行ってんの？」
Ｍ「ん…自分で言うって」
Ｏ「まぁ…この子の事はさ、まつずんが何とかできんでしょ？」
んふふ…と目の前で笑ってる大野さんは、優しい顔してるのに、どうしてか優しく感じられなくて。
隣で何かを考えてる仕草をしている松本さんは、真剣な顔をしているからか、余計に迫力があって。
Ｏ「……え、泣いちゃう！？」
Ｍ「……マジ？……ちっ」
Ｏ「えっと……どうしよ……」
Ｍ「大野さん、その子、見ておいて。俺、翔さんに話つけてくるから」
Ｏ「えっ！？あぁ……はぁい」
ちゃんと自分の居た部屋を確認していれば…せめて部屋に入る前にノックをしておけば…入るなと言われた時にその通りにしておけば…。
「たら」「れば」ばかりが頭の中をぐるぐるして、込み上げてくる涙が止まらない。
大野さんに手を引かれて、最初に自分が座っていた椅子に座る様に促されて。
力なく腰掛ける私の隣の椅子に、大野さんは静かに座った。
「……っく……すみませ……」
Ｏ「まぁ…見ちまったモンは仕方ねえよ…今更ナシには出来ねえかんなぁ…」
「うぅっ……わ、私…消されますか…」
Ｏ「……へ？」
「粗相するなって…何かあったら…お前だけじゃないって…編集長が…」
Ｏ「……ぶふっ！あははっ！そんな事しねえよ」
ケラケラと笑って体を折り曲げながら。
ひーひー言ってる大野さんから緊張感が抜けたのが分かった。
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やっち(プロフ) - 続きが読みたいです (2022年3月30日 6時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 卯奈さん» ありがとうございます！…って、わ〜(汗) そうですよねぇ…現状いつになるやらですが頑張りますね！ (2018年4月9日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
卯奈(プロフ) - とっても面白いです！でも次章がなくて一瞬がっかりしちゃいました。更新待ってますねー (2018年4月6日 18時) (レス) id: 2ee62e6d6e (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - のあさん» ありがとうございます！…とはいえ続きの更新がされてなくてガッカリされましたよね(汗) 現在更新中のお話が落ち着き次第カタカタしようと思っておりますゆえ、お待ち頂けるとありがたいです┏〇)) (2018年1月27日 2時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ドキドキしてとても楽しかったです！次の更新も楽しみにしてます！！！ (2018年1月26日 14時) (レス) id: aa634c2ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2017年3月1日 0時
