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Ａ「んじゃあ〜…あ、Aちゃんには何してもらおうかなぁ…衣装の準備とかかなぁ…」
「……あ、はい」
Ａ「把握してる組み合わせで良いから準備してもらって良いかな？２階の一番奥の部屋にあったハズ…」
「分かりました…」
Ａ「もしかしたら変更するかもしれないから、最初の予定の組み合わせだけハンガーに掛けておいて？」
一緒に行こうか！とリビングを出て行く相葉さんの後ろについて、階段を上っていくと。
クスクスと小さく笑う声が聞こえて、前を歩いてる相葉さんを見上げれば、目尻に皺を寄せていて。
Ａ「……ツイてないね」
ぐふっ！と吹き出しながら両肩を上げて、背中を小刻みに震わせていた。
Ａ「でもさ？Aちゃんだけが悪いんじゃないのにね？ニノが鍵掛け忘れたのも悪いのに」
パタパタとスリッパを鳴らしながら、二宮さんが居るであろう部屋の扉に視線を向けて。
クイッと口元を上げたあと、チラリと横目で私を見た表情は、やっぱり何かを楽しんでいるようで。
Ａ「初歩的なミスしたのはどっちだってハナシだよね…アイツ、なに気ぃ抜いてんだか」
どうぞー！と奥の部屋の扉を開けて私を招き入れると、室内にはたくさんの衣装が置かれていて。
その衣装たちを見ていると、先輩とネタを考えながら想像していたキラキラな世界が頭の中を埋め尽くす。
そうだ。
コレを着て欲しかったんだ。
コレを着て、カメラのレンズにあのはにかんだような微笑みを向けて欲しかったんだ。
このワンピースにはストールを合わせて…サンダルでもブーツでも可愛いんだよなぁ…。
大きめのニットに中はキャミソール…このタンクトップでも可愛いかもしれない…。
そんな事で頭がいっぱいになってる私の耳に届いたのは。
かちゃり…と扉を閉めて鍵を掛けた音。
その音に顔を上げれば、俯いた相葉さんがパタ…パタ…とスリッパを鳴らしながらゆっくり近づいてくる。
私の隣に並ぶと、体をこっちに向けて左手をテーブルについて、その手に体重をかけるようにして体を斜めにした。
Ａ「Aちゃんも危機感薄いかもね」
「……あの、相葉さ……」
Ａ「オレらと一緒に働くなら、今までなんて比べ物にならない位に危機感持たなきゃダメだよ」
そう言って。
するりと私の頬を撫でた。
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やっち(プロフ) - 続きが読みたいです (2022年3月30日 6時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 卯奈さん» ありがとうございます！…って、わ〜(汗) そうですよねぇ…現状いつになるやらですが頑張りますね！ (2018年4月9日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
卯奈(プロフ) - とっても面白いです！でも次章がなくて一瞬がっかりしちゃいました。更新待ってますねー (2018年4月6日 18時) (レス) id: 2ee62e6d6e (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - のあさん» ありがとうございます！…とはいえ続きの更新がされてなくてガッカリされましたよね(汗) 現在更新中のお話が落ち着き次第カタカタしようと思っておりますゆえ、お待ち頂けるとありがたいです┏〇)) (2018年1月27日 2時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ドキドキしてとても楽しかったです！次の更新も楽しみにしてます！！！ (2018年1月26日 14時) (レス) id: aa634c2ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2017年3月1日 0時
