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そんな俺の懐にスッと…いや強引なヤツもいたが…入り込んできたのは、今でも付き合いのある幼馴染達とその家族。
雅紀は、気が付いた時にはもう傍に居た、一番付き合いも長けりゃお互い勝手知ったる存在。
多分、親同士が友達とか知り合いとか、そういうモンだったんだろう。
アイツは、真っ直ぐでキラッキラな笑顔を、何の疑いも無く誰にでも向ける。
ソレが俺には無いところ。
キラッキラの笑顔で、俺に猪突猛進よろしく全身全霊でぶつかってくるアイツが居なかったら、俺はもっと腐ったヤツになってたかもしれない。
そんな雅紀が連れてきたのが、わんことにゃんこ…じゃなかった、ニノと潤。
ニノは、初対面から「こいつヤベェ」と思わせるようなヤツだった。
可愛い顔と懐っこい性質から、相手の警戒心を解くのがガキの頃から得意だったんだろう。
むしろソレに警戒した俺の心を見透かすような言葉を放り投げてきた時は、子供ながらにゾッとした。
懐に入り込んだように見せかけて、状況を一歩引いて俯瞰的に見る能力はまさに才能だと言っても過言じゃない。
潤は…まぁ…なんつーか…。
突っぱねても突っぱねても俺に引っ付いてきて、ゴリゴリ強引に俺の懐に入って来たヤツで。
後にも先にも、そんなヤツは潤しかいないし、これから先はそんなヤツを懐に入れるのは御免だ。
自分の気持ちに真っ直ぐなヤツというか…手先は器用なクセに不器用というか…顔濃いクセに笑うと天使みてえに可愛いというか…。
３人が俺の傍にいる事で、面倒事に巻き込まれるパターンもあるがしかし。
それを面倒だと言い切れない俺も俺で、こいつらには甘々なんだろうな…と思う。
そのお陰で。
ニノの爺ちゃんと婆ちゃんには、かなり世話になったし、俺達自体が面倒を掛けたりしたことも多数ある。
ガキの頃なんかは、俺の両親が多忙な事もあって、雅紀と雅紀の弟も一緒に婆ちゃんのトコに泊まらせてもらったり。
常識的な考え方や物事の判断基準を、ニノの婆ちゃんと爺ちゃんから学んだのは間違いない。
だからかもしれないが。
ニノの爺ちゃんの店と家が、俺と雅紀にとってもうひとつの「家」というか「家族」というか…そんな感じになっている。
それ位、あの場所は。
俺達にとって大切な場所だ。
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やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年3月27日 20時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
aap(プロフ) - このお話の世界観が大好きです。何度も何度も読み直しています。後編も楽しみに待ってます。 (2021年9月7日 11時) (レス) id: 4a13db19c7 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - 後編楽しみに待っています (2020年7月5日 21時) (レス) id: fa0e394fce (このIDを非表示/違反報告)
虹子(プロフ) - こんにちわ。このお話の後半戦は書かれないのですか？続きがとても気になります！待ってますね！ (2019年11月11日 17時) (レス) id: 8a57abc50f (このIDを非表示/違反報告)
ゆぃ(プロフ) - こんばんは。楽しんで拝見させて頂いてます。この続きが気になるのですが、続きは書かないのですか?? (2019年11月5日 20時) (レス) id: f2d39d6227 (このIDを非表示/違反報告)
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