◆44 (2017/09/09) ページ44
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
Ｎ「ねえ翔ちゃん、久しぶりに飲みに行かない？最近あんまり行ってないじゃん？」
「あぁ、そうだね……ってお前、ソレ内線で言う事か？メールで良くね？」
Ｎ「まぁまぁいいじゃないの、そしたらさ、今夜は？空いてます？」
「俺は大丈夫だけど」
Ｎ「じゃあお店とか時間とかお任せしますんで、メールで送って下さい」
「ソッチはメールかよ」
Ｎ「んふふ……じゃあ、後で」
珍しくニノから内線が掛かってきたかと思いきや、思いっきり私用だしメールで済む内容だしで。
結局、訳も分からないまま仕事終わりに飲みに行くことになって、俺が午後から外出予定だったからニノには先に店に向かっててもらう事にして。
店の場所と大体の時間をメールしてから、小休憩を取りがてら店に予約の連絡を入れた。
結局、取引先との打ち合わせも予定時間内で終わったから、少しの遅れでニノとの待ち合わせの店に着いたら、ひとり悠々とビールを傾けるニノの姿が見えて。
そういやニノが言ってたみたいに、一緒に飲んだりする時間も、最近じゃあ少なくなってきてたな……なんて少し反省の気持ちが湧き上がってきて、少し申し訳なく思いながらニノの肩を叩いた。
「お待たせ」
Ｎ「あ、翔ちゃんお疲れ様」
「ごめんな、遅れて」
Ｎ「んふふ、そんなに待ってませんよ？ビールでいいよね？」
「うん」
何か頼もうと思ってメニューを開けば、タイミング良く運ばれてきたのはニノが苦手な刺身やら貝やら……。
俺が到着するタイミングを見計らって、俺の好きなモンばっかオーダーしてくれてたニノに、やっぱコイツのこういうトコが好きなんだよな……なんて改めて思って。
「サンキュ」
Ｎ「んふふ……い〜え？」
「ニノのは？食わねえの？」
Ｎ「俺、焼き鳥」
俺が開いてたメニューのページが丁度焼き鳥のトコで、ネギまやらぼんじりやらを指差してニッコリ笑った顔が……なんかちょっと、いつもと違うように見えた。
ニノに何かあったのか？
そもそも飲みに誘われるなんていうのも、ニノからっていうのは本当に珍しい行動。
少しばかり不審に思った俺の感情が伝わったのか、ニノは困ったみたいに微笑んで見せながら。
Ｎ「翔ちゃんに話したい事と聞きたい事があるんだけど、どっちからがいい？」
そこら辺のオンナなんかよりも遥かに可愛く首を傾げた。
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やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年3月27日 20時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
aap(プロフ) - このお話の世界観が大好きです。何度も何度も読み直しています。後編も楽しみに待ってます。 (2021年9月7日 11時) (レス) id: 4a13db19c7 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - 後編楽しみに待っています (2020年7月5日 21時) (レス) id: fa0e394fce (このIDを非表示/違反報告)
虹子(プロフ) - こんにちわ。このお話の後半戦は書かれないのですか？続きがとても気になります！待ってますね！ (2019年11月11日 17時) (レス) id: 8a57abc50f (このIDを非表示/違反報告)
ゆぃ(プロフ) - こんばんは。楽しんで拝見させて頂いてます。この続きが気になるのですが、続きは書かないのですか?? (2019年11月5日 20時) (レス) id: f2d39d6227 (このIDを非表示/違反報告)
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