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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「あ…の、長瀬くん」
長「……ん？」
マグカップに口を付けたまま、視線だけを俺に寄越した長瀬くんは、やっぱり目ヂカラが凄くて。
ガッチガチの男前だっていう所も、この人の雰囲気を作り出しているのかもしれない。
「……ありがとうございました」
長「……え？」
「拾って頂いて、助かりました」
長「え、なに、可愛い…」
松「えっ！？すっげ素直じゃん！」
「うるっさいな！あんた何なの！」
松「あんたじゃねえ！松岡くん！」
長「っはは！仲良いじゃん！」
松「だろ？」「良くない！」
松岡くんと言い合いしていたら、またクラッとして。
目を瞑った俺をベッドに寝るよう促したりお世話してくれたのは城島くんで。
クラクラせずに動き回れる位に回復するまで、それから２日もお世話を掛けてしまい。
城「……んで？話す気ぃある？」
ふんわり優しい雰囲気の城島くんに、どんな人かもよく分かっていなかった城島くんに。
いつの間にやら俺の心を解されてしまっていたのか、ぽつぽつと話してしまっていて。
城「人探しやったら俺らの得意分野やからな、任しとき。…まぁ、見つかるとは限らんけんどな」
そう言ってくれた城島くんに、結局は甘えるところとなってしまい。
松「お前っ！なんでこの人にだけ素直なんだよ！俺にも素直になってみろよ！」
「なってるわ！ってかイチイチ煩い！あんた何なんだよ！」
松「あんたじゃねえ！松岡くん！」
「……………ちっ」
松「舌打ち！？コイツ舌打ちしたよ！酷くね？酷くね？俺だって世話してやったじゃねえか！」
「だからっ！コイツって言うなよ！」
松「……マジ懐かねえな」
ちょいちょい顔を出しに来ては俺にちょっかいばかりかけてくる松岡(心の中で呼び捨て)が。
なんで俺みたいなのを手懐けようとしてんのか、不思議だし面倒臭いしで。
松「約束通り、店の仕事でも手伝ってもらおうかなぁ〜！何させよっかなぁ〜！」
「……………ちっ」
松「舌打ちやめろよ！お前、店でもソレやったらぶっ飛ばすからな！」
「……すいませんでした〜」
松「……お前、謝る気ぃ無いよな」
城「……もう止めぇや」
「……ごめんなさい」
松「ほら！俺との差！」
この出会いが運命的なモノだったなんて、この時の俺はまだ知らないんだ。
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やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2022年3月27日 20時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
aap(プロフ) - このお話の世界観が大好きです。何度も何度も読み直しています。後編も楽しみに待ってます。 (2021年9月7日 11時) (レス) id: 4a13db19c7 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - 後編楽しみに待っています (2020年7月5日 21時) (レス) id: fa0e394fce (このIDを非表示/違反報告)
虹子(プロフ) - こんにちわ。このお話の後半戦は書かれないのですか？続きがとても気になります！待ってますね！ (2019年11月11日 17時) (レス) id: 8a57abc50f (このIDを非表示/違反報告)
ゆぃ(プロフ) - こんばんは。楽しんで拝見させて頂いてます。この続きが気になるのですが、続きは書かないのですか?? (2019年11月5日 20時) (レス) id: f2d39d6227 (このIDを非表示/違反報告)
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