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「婆ちゃんに叱られちった……」
「え、そうなの？」
婆ちゃんの見舞いを終えて俺のマンションにやってきた智くんは、普段の猫背が更に猫背になる位にやたらとしょんぼりしていて。
何事かと思って聞いてみたら、Aさん絡みのことだった。
俺に言ったのと同じ言葉を婆ちゃんに愚痴ってみれば、彼の意に反する言葉が婆ちゃんから帰ってきたらしく、えらくしょげている。
「翔くんを財布だと思ってるようなバカ女なら、化けの皮なんてすぐに剝がれるから放っておいても別れるだろうし」
「うん……んん？」
「翔くんの仕事の邪魔になるようなアホ女なら、ぎゃあぎゃあ文句言い出して喧嘩して放っておいても別れるだろうし」
「ん？えっと……え？」
「翔くんのことだから、どこの馬の骨かなんてもう調べてるだろうから、後ろ暗いヤツなら放っておいても切るだろうから」
「えっと？」
「どっちにしろダメんなんならすぐだから放っておきなさい！って……」
「誰が言ったの？」
「婆ちゃんが」
「……はは」
そっとテーブルに俺用のお土産を置いた智くんは、尚もしょんぼりしたまま下唇を突き出して顎をしゃくれさせる程には不貞腐れていて。
俺は、婆ちゃんが智くんに言った内容を聞きながら、バカでアホでどこぞの馬の骨扱いされた過去のオンナ達を思い浮かべ。
ソファの上で体育座りしている智くんの隣に腰掛ければ、俺の太腿の上にそのままころんと転がってきた智くんの頭を撫でながら、苦笑いするしかなく。
「……翔くんが傷付かないなら、いい」
この人は、どこまでも俺に甘い。
「……じゃあ、喧嘩したりフラれたり別れたりしたら、慰めてよ」
「翔くん……」
「ま、その心配は無いけど」
「……分かんねえじゃん」
「ふふっ、大丈夫だよ……ちゃんとした人だし、前みたいな事にはならないと思うから」
「……そんなの、分かんねえし」
「傷付けるとしたら、俺が彼女を傷付ける可能性の方が高いんじゃない？」
「……そんなの」
翔くん優しいよ、と言いながら俺の太腿で顔をぐりぐりしてるこの人が、本当に俺より年上なのかを甚だ疑問に感じるのは今でもよくある事で。
正に今がそのタイミング。
それでもこうして俺を大切に思ってくれてるっていうのが伝わってくるから……俺の義兄になったのがこの人で良かったと思う。
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黒衣(プロフ) - のりさん» こんばんは。お疲れ様です(*'ω'*) めっちゃ色々叫んでくれてる(笑) 天使の弁護士友情出演な上に義兄からのでろ甘え…はぁ、妄想って素晴らしい♪ きっと想定外で頭ん中グルグルしてる間中、あの指で唇プルプル…傍から見れば帝王なのに拗ねてるとか御馳走です！ (2017年11月5日 17時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - こんにちは。お疲れ様です。色々と叫びたいことが！え！？あの有名弁護士が！？え？婆ちゃん？wwえ！？お義兄様！？私召されかけましたけど！？何より。想定外にオロオロした後に執事に拗ねる帝王…万歳(泣)ええ。時折みえるかわいい帝王大好物です(泣) (2017年11月4日 17時) (レス) id: 18c83a81d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - のりさん» こんばんは。お疲れ様です(*'ω'*) 帝王なのに何人か頭の上がらない人がいる模様、ぶふ。時折かわいいをぶち込みたくなるのはお許し下され(きっと好きなハズ) お義兄さんと幼馴染兄貴の壁が私も楽しみで仕方ないのですよ(こら) 困って眉毛下げてるのが見たい！(笑) (2017年10月31日 17時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - こんにちは。お疲れ様です。ぶふ。執事な潤とのやりとりに蚊帳の外になってる帝王。可愛すぎる(泣)帝王なのに可愛いてなに！？ぶふ。お義兄様、もしやお気に召しましたか？デジャブな人もいますからね？きっとお気に召したに違いないww続き楽しみすぎです(*≧∀≦*) (2017年10月29日 11時) (レス) id: 18c83a81d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - keiさん» keiさん、おはようございます(*'ω'*) にやにやしてもらえて嬉しい♪ やはりおやまはやまやましてなくては…横から抱きついてる様を想像するとそれだけで(こら) ニノちゃんにも可愛がられたい願望を溺愛という形にして解消するという(笑) ミラクルな彼にも期待(笑) (2017年10月28日 6時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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