taking care of animals◆blue1◆ ページ25
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そういえば、明日は休みでしたね…。
視線を落とすと、太腿に頭だけ乗せてる茶トラの大野猫。
Ｏ「おいら松潤みたいに
嫌がらないから
くっついてる時は
好きなだけ撫でて」
ゴロゴロと喉を鳴らしている。
遠慮なくナデナデする。
…寝たら戻ります？
Ｏ「いや？」
…じゃあ、いつ？
Ｏ「落ち着いたら」
…猫になる時は？
Ｏ「落ちたら」
…かしこまりです。
どうやら大野猫は元気が無いらしい。
バッと頭を上げると広げてある画材にダッシュ。
……ぺと……ぺと
猫って、絵を描くのか…。
いや、まぁ、タブレット操作するような猫もいる位だから、絵を描いたりしてもおかしくないか…。
…いやいや。
視点がおかしい気がする。
いや、まぁ、元は人間だから多少は他の動物よりも器用であっても何らおかしくはないのか。
そう思いながら腰を上げ、大野猫の後ろから様子を見る。
自分の肉球をパレットに付け、それで絵を描き始めた。
絵心の無い私から見ると、何を描いてるのか見当もつかない。
…しかし。
横顔を見ると、超真剣。
他の事はシャットアウトな感じがする。
しばらく眺めてからソファに戻り、ＰＣを立ち上げて予定を確認する。
大野さんの荷物のサイズを見ると、着替えや日用品などは持ってなさそう。
明日の昼間にでも買いに行くか…。
そんな事をぼんやり考えていて、いつの間にかそのまま寝てしまった…
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
………んん………。
気が付くと朝日が昇っていて、昼も近いような時間だった。
足元に暖かみを感じて視線をやると、大野猫が丸くなって寝ていた。
…寝ても戻らないの、本当なんだ…。
そっと抱き抱えてソファに下ろし、ブランケットを掛けて洗面所へ。
シャワーを浴びて戻っても、まだ丸くなっていて、寝ているようだ。
頭をナデナデするともぞもぞと動いて、少し姿勢を変え、また背中が規則的に動き出す。
…猫メシなら食べるかな…。
魚があったはず。
ご飯もある。うん。
朝食の用意をしていると、視界の端に茶トラを捕える。
Ｏ「……A、おはよぉ……」
足元に体をスリスリさせ、ふふふ…とつい可愛くて笑う。
…ご飯、食べれますか？
Ｏ「……くう」
もう準備できるので、
リビングで待ってて下さいね。
taking care of animals◆blue2◆→←お世話係、突然来訪者。
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黒衣(プロフ) - ちろりさん» はじめまして！(*^_^*) コメントありがとうございます┏○))…って、え！そんなに！？ありがとうです…(泣) ですよね！もふもふゴロゴロもきゅもきゅしたいですよね！(笑) この作品を気に入って下さって嬉しい♪いつか…他作品が落ち着いたらいつか書きますゆえ…^^; (2017年2月28日 19時) (
レス) id: c16ecda80f (このIDを非表示/違反報告)
ちろり(プロフ) - 黒衣さん、はじめまして！シリーズ何回も読んでます♪かれこれ5回目くらいかと。私も、もふもふゴロゴロもきゅもきゅしてみたい！とか、妄想が膨らんで大変です。いつかで構わないので続きが読めると嬉しいです♪素敵なお話ありがとうございます♪ (2017年2月28日 17時) (レス) id: fdc3102c04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2016年2月29日 1時
