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「いってぇ！痛えよ！翔ちゃん！！」
事務所の入口を開けたら、聞こえてきたのは久しぶりにも感じる元気な声で。
ドタドタと足音を立てながら声のする方に向かってみたら。
洗面台に腰掛けたしょーくんが、持ってきた椅子に座らせたニノの髭を剃ってて。
……格好だけ見ると色っぺえ。
まず、しょーくんの洗面台に腰掛ける姿自体がカッコイイし。
ニノの顎をクイッと持ち上げて、目を細めて見下ろしてる様なんて…
おれもされたい。
んで、顎を持ち上げられたニノは目ぇ瞑って薄く唇開いてて。
頬なんてピンクになってて、むしろちょっと赤い位でなんか可愛く見えて…
ん？
赤い…ってなんで？
近寄ってニノの顔、よーっく見てみたら、薄ら何本も赤い線が…。
まさか、しょーくん…。
「……ヒゲも剃れねえの？」
Ｎ「だよね？切れてるよね？一か所じゃないよね？いろんなトコ痛えもん！！！」
Ｓ「だからゴメンって！！ワザとじゃねーんだよ！！自分のならちゃんとやれんの！！」
「……コレそういう問題か？」
Ｎ「だよね？そういうレベルじゃないよね？チクチクヒリヒリが尋常じゃないもん！！」
Ｓ「だからゴメンって！！ちゃんとやってるつもりなんだって！！ホントだから！！」
ぎゃんぎゃん言い合ってる２人に安心して、事務所のソファに座って揺れてたら。
Ａ「ただいま……って、おわっ！なに？まーくん！ちょっと！引っ張らないで！！」
Ｍ「相葉くん、何やってんの？事務所ん中、走り回んないでってあれ程…」
一緒にまーくんの散歩に行ってたらしい相葉ちゃんと松潤が帰ってきて。
相葉ちゃんはまーくんに引き摺られるみてえに、松潤は奥から聞こえてきた元気な声に洗面所に向かって。
ワフワフ吠えてるまーくんと、わちゃわちゃしてる４人の声が聞こえてきて。
おれはキッチンにコーヒーを淹れに向かった。
あったけえコーヒーをすすって、ソファで睡魔に襲われ始めたおれの膝になにかが乗っかって。
その重さにふふっ…と笑いがもれて膝の上を見下ろすと、綺麗な琥珀色の瞳がおれを見上げて微笑んでた。
Ｎ「……ただいま」
「……うん」
Ｎ「……仕事は？」
「……うん？」
Ｎ「……働けやゴルァ！！」
「いきなりひどくない！？」
Ｎ「仕事しろや！！」
んふふ。
おかえり。
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» 逝ってしまいましたね…ジュンさんのおっしゃるような存在だったと思うので、そりゃあね…書いてる本人が切なくなってましたよ…。ニノちゃんのいろんな場面で傍に居てくれるのは、出来うる限り翔さんが良いな…なんて思ってます。 (2016年11月14日 18時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - しのぶが逝っちゃった。ニノにとってはお姉さんのような母のような師匠のような、どれもそうで違うような、大切な人だったのにね。今回もつくづく翔ちゃんが居てくれて良かったです。 (2016年11月14日 6時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 櫻さとみんさん» わ〜！ありがとうございます！朝から雪ですか！そりゃ寒い…Σ(ﾟдﾟ；)体調などお気を付け下さいね？そこそこな(笑)ムロ鍋美味しそうですよね♪た、多彩！う、嬉しい…(;Д;) 頑張ります！ありがとうございます！ (2016年11月5日 13時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
櫻さとみん(プロフ) - 黒衣さま こちらも楽しみに読ませて頂いています。わが地方 朝から雪です(((・・;) 寒いです！ そこそこな(笑)ムロさんのムロ鍋 食べさせて下さい！ 多彩な黒衣作品 これからも楽しみにしてますね(^^)v (2016年11月5日 8時) (レス) id: 05f33a3645 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» ムロさん、来ちゃいました。潤くん大好きですからね(笑) しのぶさん、こき使ってますしね。翔さんも潤くんもニノちゃんになんだかんだ甘い(笑) 楽しんでもらえてるみたいで嬉しいです(*>ω<*) ありがとうございます！ (2016年10月26日 1時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2016年9月13日 22時
