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大「出来れば…まだ上島には私の居場所は知らせないで欲しいのよね…」
おそらく上島さんが中央と繋がっている事、自分の命が狙われているのは間違いないであろう事、他に自分を嗅ぎまわっている連中が居る事…。
それらをまるで他人事のように淡々と話すその姿は本来の科学者の姿そのもので。
少し俯きながら、何かを思い出している様な顔をしながら、少し淋しげに微笑んでいた。
大「まだやりたい事があるのよ…それまでは黙っていて欲しいのよね…」
内容は俺達に迷惑が掛かるから言えないけど…と口角を上げて微笑むと、何かを考えている様に視線を上に向けている。
この人に自分の見た予知夢について知らせた方が良いのか…自分の才能について伝えてしまっても良いものか…。
そんな事を考えながら彼女の様子を窺っていたその時。
大「貴方の才能なら知ってるわ…私に関係がありそうな予知夢でも見たのかしら？」
そう言われ、思わず瞬きを数回してしまった俺を見て彼女は薄く微笑むと「やっぱりね…」と呟いた。
話して頂戴…と彼女から言われ、大野さんに視線を向けると真剣な表情で顔を縦に動かし。
ちょっと溜息をついてから、俺が見た予知夢の話を彼女に聞かせた。
大「なるほどね…絶世の美形にも心配して貰えてる訳ね…ちょっと良い気分だわ(笑)」
そう言うとアハハ…と声に出して笑い、それが彼女の率直な反応かと思うと何故か親近感が湧いてきて。
自分の口角も上がってしまった事に気がつく。
大「じゃあ…交渉しましょう…」
彼女のやり遂げたい事が済むまで上島に知らせない代わりに俺達の仕事を無償で手伝う。
上島や中央に動きがあった時はその端末を使って知らせて欲しい。
端末自体は、今使われている連絡用の周波数とは違ったものを使っているから気付かれる事は無い。
端末の中身が心配であればおかしなモノが仕込まれてないか分解して確認して貰って構わない。
なんなら貴方達のお仲間に私の知識を教える位の手伝いをしてもかまわない。
それが俺達に彼女が提案してきた交渉内容だった。
俺達の仲間に、機械に強いタイプが居ない事まで調べられ、かつ俺達に助けとなる様な内容を提案してきたのは理解に苦しんだ。
だから、そこを不思議に思ったのは大野さんも一緒で。
相変わらず眉間に皺を寄せていた。
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» 逝ってしまいましたね…ジュンさんのおっしゃるような存在だったと思うので、そりゃあね…書いてる本人が切なくなってましたよ…。ニノちゃんのいろんな場面で傍に居てくれるのは、出来うる限り翔さんが良いな…なんて思ってます。 (2016年11月14日 18時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - しのぶが逝っちゃった。ニノにとってはお姉さんのような母のような師匠のような、どれもそうで違うような、大切な人だったのにね。今回もつくづく翔ちゃんが居てくれて良かったです。 (2016年11月14日 6時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 櫻さとみんさん» わ〜！ありがとうございます！朝から雪ですか！そりゃ寒い…Σ(ﾟдﾟ；)体調などお気を付け下さいね？そこそこな(笑)ムロ鍋美味しそうですよね♪た、多彩！う、嬉しい…(;Д;) 頑張ります！ありがとうございます！ (2016年11月5日 13時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
櫻さとみん(プロフ) - 黒衣さま こちらも楽しみに読ませて頂いています。わが地方 朝から雪です(((・・;) 寒いです！ そこそこな(笑)ムロさんのムロ鍋 食べさせて下さい！ 多彩な黒衣作品 これからも楽しみにしてますね(^^)v (2016年11月5日 8時) (レス) id: 05f33a3645 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» ムロさん、来ちゃいました。潤くん大好きですからね(笑) しのぶさん、こき使ってますしね。翔さんも潤くんもニノちゃんになんだかんだ甘い(笑) 楽しんでもらえてるみたいで嬉しいです(*>ω<*) ありがとうございます！ (2016年10月26日 1時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2016年9月13日 22時
