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結局、どうしてか自分の部屋にそのまま櫻井さんを上げるのは抵抗があって。
ちょっと待ってもらって、出かける用意をして自分の部屋を後にした。
自分のアパートの下には、櫻井さんの車が停めてあって。
黒くて大きめなその車に乗るのは初めてだな…なんて思いながら後部座席に乗って。
ご主人様のお出掛けについてきたペットよろしく、大人しく座ってる私に櫻井さんは苦笑いした。
Ｓ「助手席でも良かったのに」
「そういうセリフ、女子は勘違いするから止めた方が良いですよ」
Ｓ「あ、そうなの？気を付けるわ…」
普段部屋で見るプルーライトカットの眼鏡を掛けたまま、ちょっとだけぼっさりしている頭。
器用にハンドルを操作しながらもう片方の手で唇に触れてる様は、相変わらずのイケメンで。
でも。
その唇に触れてる仕草が。
何か考え事をしている時に見せるモノだという事くらいは知っているから。
要らぬ心配をかけてしまったかな…なんて反省して、心の中でごめんなさいと呟いた。
Ｓ「……ちょっと散らかってるけど」
「……後で片付け手伝いますね」
櫻井さんに付いて入ったリビングは、ちょっと…と言うには語弊がある位には乱雑で。
特にローテーブルに置かれたままのＰＣと２〜３個置かれたままのマグカップ、床に散らばる紙や雑誌も、最早見慣れた光景で。
会社のデスクは綺麗にしてるのに、部屋になるとコレだもんなぁ…と苦笑いをすれば。
目の前にはじとーっと私を見て唇を尖らせている櫻井さんがいた。
結局、櫻井さんが散らばった紙や雑誌をまとめている間。
私は溜まってたマグカップや食器を洗いながら、コーヒーを淹れる為にお湯を沸かして。
コーヒーを淹れたマグカップをふたつ、リビングに持って向かえば。
ある程度まとめられた紙と雑誌を見ながら、手の甲でおでこを拭って満足気にしてる櫻井さん。
込み上げる笑いを堪えながらローテーブルにコーヒーを置けば、彼はソファに座って自分の膝をぽんぽんと叩いた。
Ｓ「……ふぅん」
彼の膝の上に転がって、ゆるゆると頭を撫でられながら事の顛末を話せば。
思ってた反応が返って来なくて櫻井さんを見上げたら、私の髪を梳く櫻井さんの指が耳の裏辺りに触れて。
Ｓ「……宣戦布告かな」
呟きが小さすぎて。
何て言ったのか分からなかった。
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黒衣(プロフ) - megu_sさん» こんばんは(*^_^*) やっぱそうですよね、私も書いててなってますもん(笑) アレこの話、翔さんエンドでも行けるんじゃ…とか途中から思いつつですしね(←同じくヤキモチ) また読んで貰えて楽しんで貰いながらコメントも貰えるような作品目指しますね♪(*^_^*) (2017年2月26日 2時) (
レス) id: c16ecda80f (このIDを非表示/違反報告)
megu_s(プロフ) - こんばんは(*´･∀･)黒衣さん、今回は私はお話遠慮します(* >ω<)ちょっと、やきもちしかやけなくなってしまいました(汗)次のお話は読ませてもらいます！翔さんがー(*T^T)←お話の中までやきもちやくアホです(笑) (2017年2月26日 1時) (レス) id: c659f5c21f (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - のりさん» こんばんは＆お疲れ様です┏○)) そうなんです、ご主人様は添い寝させてくれないんです、ハウスな感じなんです、ソファなんです、ガッカリです(笑) しょんぼり子犬２人も放置して眺めてたい気持ちになってます(笑) (2017年2月23日 21時) (レス) id: c16ecda80f (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - まゆみんさん» 楽しんで頂いてるみたいで嬉しいです(*^_^*) ヤキモキしちゃいますよね、私もしてますもん(笑) (2017年2月23日 21時) (レス) id: c16ecda80f (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - こんにちは。お疲れ様です。そうですか。ご主人様は添い寝させてくれないんですか。ﾊｳｽ！な感じでｿﾌｧですか。残念極まりない。そんなところも好きです。なんやかんやとしょんぼりしてる子犬な2人。ﾔｷﾓｷﾔｷﾓｷ。ﾀﾞｰｯ！と叫びそうですww (2017年2月21日 14時) (レス) id: 48b765175f (このIDを非表示/違反報告)
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