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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最初の数ヶ月は。
見知らぬ土地と新しい生活になれる事に無我夢中で。
自分の周りに興味を示すようになった頃には夏休みを迎えていた。
それまで何度も思い出していた幼馴染に逢う為に、お盆期間やお正月を言い訳にして実家に帰省した。
あの時、傷付ける様な事をしてしまったから。
あの時、ちゃんと受け取る事をしなかったから。
それを謝りたかった。
それでも、私は謝る事も出来ず。
潤の顔を身に行く事も出来なかった。
お盆の時も。
年末年始も。
潤の隣には女の子が居て。
その女の子は可愛くキラキラ笑ってて。
和也に帰省してた事をきつく口止めして、生活を送る街へと戻った。
その度に私はメソメソして。
そんな私を呆れたかのように智は眺めていて。
Ｏ「もうさ、彼氏とか作れば？」
ダルそうにウザそうに、私が泣く度にそう言った。
私と智は、男女のソレにはならなくて。
お互いに、ずっと友達として傍に居た。
私は、智みたいな超絶尻軽男だけは絶対に無理な部類だったし、智からすると、私みたいなメソメソ泣いてばかりの女は嫌いだった。
ただ、それは「お付き合いをする上で」という条件であって、友達関係のそれには当て嵌まらない。
表ではズケズケ物を言う私とふわふわ優柔不断そうな智。
裏ではメソメソ泣いてばかりの私とバッサリ切り捨てる智。
大学の友人からは、付き合っているのだと誤解を受ける事も多かったけれど、私達の間には友情しかなかった。
私がウダウダしている間に二度目の夏休みがやってきて。
智に引っ張られるようにして実家に帰省した。
帰る前に和也に連絡したら、潤がお爺ちゃんの店でバイトを始めた事を教えてくれた。
あれから随分変わったかな…今度はちゃんと謝れるかな…なんて事を考えながら、お爺ちゃんの店に足を向けた。
私はそれを、未だに後悔している。
お爺ちゃんの店で、白シャツに黒いカフェエプロンというシンプルな装いなのに、それにハッキリした顔立ちが良く似合ってて。
私の記憶の中の彼より、随分と大人びてしまっていて。
笑顔で楽しそうな彼の視線の先には。
去年の夏に見掛けた彼女。
あの笑顔は、もう私に向けられる事は無いって思い知った。
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» ここにきての佳代ちゃん(笑) やっとくっついた２人だから、そりゃあ止まらないですよね(。-∀-)ﾆﾔﾘ 私も２人が焦れったい状態だったので(笑)、上手くまとまってくれて安心しましたε-(´∀｀*) こちらこそ、いつもコメントありがとうです！(*>ω<*) (2016年10月7日 18時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ★mmiioo★さん» コメントありがとうございます(〃∀〃) 前作もお読み頂いたんですね！ありがとうございます♪やっぱり焦れったかったですよね、私もです(笑) 智くん高校生からしか出てないですもんね。謎な彼もお楽しみ頂けると嬉しいです(*´ω｀)ｴﾍﾍ (2016年10月7日 18時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - ありがとうございます！岡田氏とカヨちゃん！そして岡田氏に嫉妬する天使！やっと幸せになった2人だもん、そりゃ止まらないよね〜！ニヤニヤ。完結ありがとうございます！ホント幸せですよ！大人になってからやっと素直になったね、良かったわ〜！ (2016年10月7日 17時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 黒衣さん、はじめまして。いつもの席でをニノちゃんから読みはじめまして、続いて潤くん。じれったかったけど伝えられてよかった！次さとぴ♪一番謎な彼のお話楽しみです！ (2016年10月7日 10時) (レス) id: 060678365c (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» なんだか色々ありましたね今回(笑) 雅紀くん素敵だよ、カッコイイよ！(*>ω<*)智くんの抱き枕にもなりたいよ！とか思いました(笑) これがどうなるのか、楽しみにして頂けて嬉しいです♪頑張ります！ (2016年9月30日 20時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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