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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
飛び出るように潤の店を後にして、小走りで駅までの道を急ぐ。
あーあ。
終わっちゃったなぁ…。
目の前は滲んでるし、胸はズキズキと痛むし、鼻水も出そうだけど。
後悔はしてない。
もう、いいんだ。
もう、幼馴染でもない。
もう、友達の姉でもない。
暫くは店にも行かない。
あの子供みたいに笑う顔も、柔らかくなった雰囲気も、丁寧にカフェオレを淹れてくれる指先も、顔に似合わず笑うと高くなる声も。
見たり、聞いたり、感じたりできなくなる事は辛いけど。
そんな事を考えながら駅までの道を急いでいたからか、あっという間に駅に着いて。
ぐるりと見渡すと、スマホを操作してる岡田くんが目に入った。
私が来た事に気付いたのか、顔を上げた瞬間微笑んだ…けど。
私の顔を見るや、眉間に皺を寄せて苛立ちながら私の傍に歩み寄ってきた。
岡「………なんだよ」
「………うぅ」
岡「お前、相変わらず泣き虫なんだな…自分なりに頑張ったんだろ？」
「…頑張らせても貰えなかった」
岡「………はぁ？」
「…ひっく…聞いてもくれないし…言わせてもくれな…うぅ…」
岡「ちょっと…全然意味が分からねえんだけど…なに？何があったんだよ…」
潤の店でのやり取りを簡単に話ながら、溢れてくる涙が止められなくて、俯きながらゆっくり話す私のペースに合わせて。
合間に頷きながら、岡田くんは頭の中で状況を整理しているようだった。
そして、私が話し終えると、ぽんぽん…と頭を優しく撫でながら眉毛を下げた。
岡「…相変わらずだな(笑)」
「…意味分かんない」
岡「お互いに誤解してるだけでしょ」
「…なにを」
岡「それは直接聞けば？」
岡田くんの言葉と一緒にグイッと後ろに体が引かれ。
よろめいた私が後ろに倒れそうになったら、背中にトン…と誰かの体の感触。
左側から片腕が体に回されて、ぎゅう…と後ろから抱きしめられてるみたいな姿勢になってて。
ぽん…と左肩に何かが乗せられるような重さを感じた。
はぁ…はぁ…と急いで走ってきた様な息遣いと。
ふわりとコーヒーの香り。
『誰だよ、コイツ…』
低く唸るような声が背中から聞こえて、それが愛しい彼のモノだと思うと。
落ち着いてきた涙腺が、また緩むんだ。
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» ここにきての佳代ちゃん(笑) やっとくっついた２人だから、そりゃあ止まらないですよね(。-∀-)ﾆﾔﾘ 私も２人が焦れったい状態だったので(笑)、上手くまとまってくれて安心しましたε-(´∀｀*) こちらこそ、いつもコメントありがとうです！(*>ω<*) (2016年10月7日 18時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ★mmiioo★さん» コメントありがとうございます(〃∀〃) 前作もお読み頂いたんですね！ありがとうございます♪やっぱり焦れったかったですよね、私もです(笑) 智くん高校生からしか出てないですもんね。謎な彼もお楽しみ頂けると嬉しいです(*´ω｀)ｴﾍﾍ (2016年10月7日 18時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - ありがとうございます！岡田氏とカヨちゃん！そして岡田氏に嫉妬する天使！やっと幸せになった2人だもん、そりゃ止まらないよね〜！ニヤニヤ。完結ありがとうございます！ホント幸せですよ！大人になってからやっと素直になったね、良かったわ〜！ (2016年10月7日 17時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 黒衣さん、はじめまして。いつもの席でをニノちゃんから読みはじめまして、続いて潤くん。じれったかったけど伝えられてよかった！次さとぴ♪一番謎な彼のお話楽しみです！ (2016年10月7日 10時) (レス) id: 060678365c (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» なんだか色々ありましたね今回(笑) 雅紀くん素敵だよ、カッコイイよ！(*>ω<*)智くんの抱き枕にもなりたいよ！とか思いました(笑) これがどうなるのか、楽しみにして頂けて嬉しいです♪頑張ります！ (2016年9月30日 20時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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