◇16 ページ16
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
途中で乗り換えして。
目的の駅に着いて。
向かってるのは国際線ターミナルで。
雅紀と和也に引かれるようにしていた潤は、最初こそオロオロしていたものの。
どこに向かっているのかが分かってくると、分かりやすく動揺し始めて。
Ａ「いたいたっ！お待たせ〜♪」
ムリして元気な声を出しながら大きく手を振って駆けていく雅紀と、足元に視線を落としながら自分のペースを崩さない和也が向かう先には。
ジャケットにＶネック、細身のパンツに革靴を纏って。
じゃれつく雅紀に嬉しそうに微笑んで、照れ臭そうにしてる和也の頭を撫でては大輪の花のように笑って。
Ｓ「…で、なにしに来たの」
揺らぐことのない真っ直ぐな、睨みつけるような視線を。
今まで含んでいた優しさを一切取っ払った温度を感じない言葉を。
「拒絶」という最大の防御で高く大きな壁を作った翔が。
立ち尽くしてる潤にソレを向けた。
潤を動けなくさせるのに、翔に必要なのは、たったのひと言だけ。
けれど。
それは翔の不器用な優しさで。
自分が許されるかどうかの立場にあるのなら。
自分の全部と自分の言葉で全身でぶつかって来いよ。
俺の作った壁を。
自分でぶっ潰してみろよ。
視線と表情からは決意が。
強く握られた拳からは、そのまま許しそうになっている自分への抑制が。
近くに居た私達には痛いほどに伝わってきた。
とはいえ。
怖すぎるよ、翔………(泣)
拗ねすぎじゃない…？(汗)
アンタが拗ねてんのは十分理解してたつもりだったけど、流石にここまでとは思ってなかった。
気が付けば。
思わず翔の肩にパンチを繰り出してしまった後で。
気が付けば。
ギャンギャン言い合いをし始めてしまっていた後で。
気が付けば。
雅紀と和也に全力で仲裁に入られてて。
その合間の一瞬。
翔はチラッと視線を潤に向けていて。
その間、微動だにしていなかった潤を見て溜息をついた。
潤が取った態度がどんなものだったのか目にしてないから私には分からないけれど。
だからと言って翔も同じような態度を取って良い訳が無い。
もっと他にやり方があるんじゃないかと思ってる私は、自分から湧きあがってくる言葉を止められずにいた。
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» ここにきての佳代ちゃん(笑) やっとくっついた２人だから、そりゃあ止まらないですよね(。-∀-)ﾆﾔﾘ 私も２人が焦れったい状態だったので(笑)、上手くまとまってくれて安心しましたε-(´∀｀*) こちらこそ、いつもコメントありがとうです！(*>ω<*) (2016年10月7日 18時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ★mmiioo★さん» コメントありがとうございます(〃∀〃) 前作もお読み頂いたんですね！ありがとうございます♪やっぱり焦れったかったですよね、私もです(笑) 智くん高校生からしか出てないですもんね。謎な彼もお楽しみ頂けると嬉しいです(*´ω｀)ｴﾍﾍ (2016年10月7日 18時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - ありがとうございます！岡田氏とカヨちゃん！そして岡田氏に嫉妬する天使！やっと幸せになった2人だもん、そりゃ止まらないよね〜！ニヤニヤ。完結ありがとうございます！ホント幸せですよ！大人になってからやっと素直になったね、良かったわ〜！ (2016年10月7日 17時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 黒衣さん、はじめまして。いつもの席でをニノちゃんから読みはじめまして、続いて潤くん。じれったかったけど伝えられてよかった！次さとぴ♪一番謎な彼のお話楽しみです！ (2016年10月7日 10時) (レス) id: 060678365c (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» なんだか色々ありましたね今回(笑) 雅紀くん素敵だよ、カッコイイよ！(*>ω<*)智くんの抱き枕にもなりたいよ！とか思いました(笑) これがどうなるのか、楽しみにして頂けて嬉しいです♪頑張ります！ (2016年9月30日 20時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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