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飛び付いた背中の主を確かめもせず、離さないとばかりに強くぎゅうぎゅうに抱きしめた俺の耳に届いたのは。
焦った様に慌てる翔くんと、それをからかうように笑うまーくんとAの声。
Ｓ「おいっ！なんだよ！
ちょっ！離せって…
もう…分かった…分かったから！」
Ａ「松潤、こぼれちゃうよ〜(笑)」
Ｎ「ちょ…潤くん…
走るの早過ぎるよ…はぁ…」
A「結局ラブじゃないの…(笑)」
ぎゅうぎゅうにしながら涙が止まらなくなっちゃって。
俺の頭をぽんぽんと撫でてるのは、おそらくまーくんで。
俺の肩に手を乗せてるのは、おそらくカズで。
離せ…って言ってる割に俺の行動に抵抗せずされるがままになってくれてるのは、間違いなく翔くんで。
それでも抱きしめるのを止めない俺は、相変わらずガキのままなのは分かってるけど止めたくなくて。
それでも。
落ち着いてくると、自分の行動が恥ずかしくなって、抱きしめる腕の力が少しずつ緩んだところで、翔くんが腕の中から抜け出してって。
離れた寂しさから少し顔を上げたら。
やっと聞こえる位に翔くんが呟いた。
Ｓ「…俺はお前にとって必要なの？」
あの時の翔くんの顔は、俺、一生忘れないと思う。
あの揺るぎない翔くんが。
迷子になった子供みたいに。
大きなくりくりの瞳をゆらゆら揺らして、ぷるぷるの唇を少し尖らせ気味にして、俺の気持ちを探る様な表情をしていて。
ハッとして次の瞬間にはプイッて横を向いたんだけど。
それで俺の涙腺は崩壊して。
子供みたいにえぐえぐ泣きながら、ゴメン…ゴメン…って言いながらぎゅうぎゅうに翔くんを抱きしめて。
Aはお水くれて。
まーくんは頭撫でてくれて。
カズはティッシュくれて。
翔くんは、俺が落ち着くまで「分かったよ」って言いながら背中をさすってくれて。
結局。
ガチガチになった俺の為に翔くんがお水買いに行ってくれてただけだって言われて、俺はハンドタオルからしばらく顔を上げられなかったんだっけ…(笑)
Ｓ「長くても２年位じゃね？
親にも言ったけど
時々帰ってくる予定だし？(笑)」
その言葉に驚いた俺とカズが、お互いに見合わせた顔を真っ赤にして俯いてたのを「可愛い」言われて翔くんとまーくんに頭わしゃわしゃにされ。
笑顔で旅立つ翔くんを見送ったのは、今思い出しても俺の黒歴史だと思う(笑)
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» こちらこそ、たくさんコメント頂いてありがとうございます(〃∀〃) 楽しんでもらえたようで安心です！ 義兄弟になったら、どっちも甘やかしそうですよね(笑) こっちでは時間軸がふにゃり前なので、あまり出番はありませんでしたが、その後はきっと…(。-∀-)ﾆﾔﾘ (2016年8月30日 17時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 続けてすみません！次はフニャリの彼が参加となりますよね？全員集合！ですね〜。楽しみにしております！ (2016年8月30日 15時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - こちらの完結おめでとうございます！ありがとうございます！もう、すっごくあったかい気持ちになりましたよ！んでニノちゃんの義兄弟に是非なって欲しい！とニヤニヤしました。フニャリの彼以外のメンバーの関係性も大好きです！ホントにありがとうございます。 (2016年8月30日 15時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» 読んで頂いてありがとうございます(〃∀〃) ドキドキしてハラハラしてもらえて嬉しい！ 大人になってく過程って人それぞれ感慨深いし、潤くん大変だっただろうな〜(汗) 幼馴染み達の大切さとか伝わったら良いな…と思ってたので、安心もしてもらえたようで良かった！ (2016年8月28日 23時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - しばらく読めてなくて、まとめて一気に読ませて頂きました！はー、すっごくドキドキして。不器用過ぎる潤君にハラハラして。素直になれた潤君にホッとして。また１つ大人になったね、潤君。周りの3人の人柄もよく出てて感動してます。とりあえず本当に良かった〜。 (2016年8月28日 21時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
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