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何が起こってるのか全然分かんなくて。
気が付いたら目の前にはAも一緒にいたヤツも居なくなってて。
自分がその場でしばらくボーっとしてたって事に気付いた。
俺、何を見たんだろう。
前に、本屋でAと一緒に居たヤツに後ろ姿がソックリで。
あぁ…そういう事なのかな。
漠然とそう思った事だけは記憶してる。
今まで聞いた事ない心音を感じながら、一歩一歩カズの家に向かって、インターフォンを押したら指が震えてた。
カズの母ちゃんが迎えてくれて、おめでとうって言ってくれて、Aなら部屋だって教えてくれた事は、曖昧にしか覚えてない。
部屋をノックしたら、いつもの声が聞こえて。
何も言わずにドアを開けたら、Aはこっちに背中を向けてて、部屋の電気は点いてなくて。
外から差し込む光で、少し振り向いたAの目が赤かったのが見えた。
『潤…、どうしたの？
あ、結果聞いたよ？
おめでとう、頑張ってたもんね』
うん…って頷いてAに近付いたら、椅子に座ったまま全然こっちを向いてくれなくて。
表情には似合わない元気な声だけが聞こえてきて。
Aが座ってる椅子を俺の方にくるりと向けたら、咄嗟に俯いたAの左頬が赤くなってて。
それだけで何かがあった事を悟る事ができた。
A、何があったの？
ねぇ、教えてよ。
ねぇ、なんで何も言ってくれないの？
俺には言えない事？
俺、Aには何も関係が無いの？
そんな事ないでしょ。
迷惑なんて掛けられた事ねぇよ。
むしろ俺らが掛けてばっかじゃん。
ねぇ、そんなに俺、頼りない？
まだ俺はガキのまんまなの？
何かあった時に教えてもらえたり、何かあった時に一緒に考えたりもできないの？
気が付いたら、Aを抱きしめてて。
一瞬だけ体を固くしたAは、俺の腕の中から逃げようとしてて。
ねぇ、俺、Aが好きだよ。
ずっと言ってんじゃん、信じてよ。
Aに何かあった時は役に立ちてぇよ。
Aが悩んでんなら聞いてやりてぇよ。
さっきも聞いたけどさ、
そんなに俺って頼りない？
まだ俺はガキのまんななの？
Aが震えてるのは分かってたけど、俺はどうしても自分の腕を緩められなかったんだ。
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» こちらこそ、たくさんコメント頂いてありがとうございます(〃∀〃) 楽しんでもらえたようで安心です！ 義兄弟になったら、どっちも甘やかしそうですよね(笑) こっちでは時間軸がふにゃり前なので、あまり出番はありませんでしたが、その後はきっと…(。-∀-)ﾆﾔﾘ (2016年8月30日 17時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 続けてすみません！次はフニャリの彼が参加となりますよね？全員集合！ですね〜。楽しみにしております！ (2016年8月30日 15時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - こちらの完結おめでとうございます！ありがとうございます！もう、すっごくあったかい気持ちになりましたよ！んでニノちゃんの義兄弟に是非なって欲しい！とニヤニヤしました。フニャリの彼以外のメンバーの関係性も大好きです！ホントにありがとうございます。 (2016年8月30日 15時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» 読んで頂いてありがとうございます(〃∀〃) ドキドキしてハラハラしてもらえて嬉しい！ 大人になってく過程って人それぞれ感慨深いし、潤くん大変だっただろうな〜(汗) 幼馴染み達の大切さとか伝わったら良いな…と思ってたので、安心もしてもらえたようで良かった！ (2016年8月28日 23時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - しばらく読めてなくて、まとめて一気に読ませて頂きました！はー、すっごくドキドキして。不器用過ぎる潤君にハラハラして。素直になれた潤君にホッとして。また１つ大人になったね、潤君。周りの3人の人柄もよく出てて感動してます。とりあえず本当に良かった〜。 (2016年8月28日 21時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
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