ジョンインの過去2 ページ40
みんなで手を取り合いなんとか窓から脱出することができた
だけど…
バーン
どこからか銃声が聞こえ前を走っていたおじさんが倒れた
「ーーえ…」
またすぐに銃声が聞こえ次々にみんなが倒れていく…
バンッ
「うっ…」
俺も肩を撃たれて地面に倒れこむ
「ジョンイン！大丈夫かっ？」
「父さん…だいj」
大丈夫。そう言おうとした時
バーンとおっきい音がして父さんの胸に銃弾が貫通した
目の前に倒れる父さん
「…父さん？父さん？……父さんっ！!！!！」
ピクリとも動かない父さん
父さんに気を取られてて自分に銃口が向けられてることも知らずに…
「ジョンイン危ない!！!！!！」
「えっ」
俺の前に俺を庇うように立つ母さん
バーンッ
ブシュッ
体中に生暖かいものが吹きかかった
「え…母さん？」
倒れた母さんの元に駆け寄る
「母さん？」
「ジョンイン…あなただけでも生きるのよ…お母さんと約束して。決して死んだらだめよ…愛してるわ。だから、早く…早く逃げなさい」
そう言って目を閉じた母さん
「母さん!！母さん!！」
俺のせいで…!！!！!！
俺は泣き叫んだ
父さんも母さんも死んでしまった
俺なんかを庇ったばかりに…
母さんの首につけてある父さんがあげたネックレスを持って
父さんと母さんのおでこにキスをして
俺は走り出した
さっき約束したことを守るために
怪我をしながらも長い間森の中をさ迷い続けてやっとこの国にたどり着いた
この国は恐ろしいほど平和だった
人の暖かさに涙した
ポケットにしまってあった家族写真
本当はみんなでここにたどり着きたかった
みんなの分も俺がしっかり生きるから
そして必ず敵を打つんだ
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Butterfly(プロフ) - ルハンの話が読みたいです！！ (2013年7月13日 10時) (
レス) id: 12e242f75b (このIDを非表示/違反報告)
ハヌ(プロフ) - annyさん» ありがとうございますっ!！嬉しいです！ (2013年6月18日 23時) (レス) id: 69f0a0ce41 (このIDを非表示/違反報告)
ハヌ(プロフ) - gumiさん» ありがとうです！頑張ります!！ (2013年6月18日 23時) (レス) id: 69f0a0ce41 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - 新作ですか！！楽しみにしています、ファイティン！！ (2013年6月14日 5時) (レス) id: a24ab7358b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハヌ | 作成日時：2013年6月10日 20時
