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俺は見た目がぼーっとしてるように見えるらしく


他人にはよく言われるけど


ちゃんと性格をわかってくれてるメンバーは


滅多に言わない。


いや、逆に言うと集中してれば絶対言わないわけだから


そのメンバーが言うってことは


俺は集中してないのかってなる。


振りを間違える事が多く、作間が珍しいなって言うオーラが大人から感じる。


自分で言うのは何だけど、振付師からの信頼はあるから調子悪いんだなって思われてるだけっぽいけど



今はレッスンでもダンスだけど


もう少し経ったらローラーのレッスンが始まる。


唯でさえ危険と隣り合わせのローラーだ。


その辺が全員敏感になるのは仕方ないことだった。


まだ日にちはあるとはいえ


全員が揃えられるとなると


本当に片手で数えられれほどしか無い。


他の4人は揃えるけど


俺だけ外部仕事でリハに参加できず


それが分かってるからこそ、周りも、勿論俺も


ピリピリして、とにかくやらなくちゃって


でも、何故か焦れば渡さるほど頭に入ってこなかった。


作ちゃん、大丈夫??


少しイライラした雰囲気の中、誰が言ったのかは分からないけど、声が響いて


気力で保っていたダムが崩壊したように


しんどくなってしまった。



しんどいなって客観的に思ったら、息がし辛くなって


はぁはぁはぁはぁ…


気が付いたら本気で息も出来なくなって


立てなくなって


座り込んで、


周りが騒いでいる中


「作ちゃん、大丈夫」


とガリさんが落ち着いて息ができない俺を


抱きしめてくれた。


「息出来てるよ。大丈夫。しんどく無いよ。」


と話してくれている。


息できない…と言うと


「出来てるよ、大丈夫、大丈夫」


と背中を撫でてくれた。


しんどいのが少し薄れた時


一気に罪悪感が出てきて


ごめん、というと


「外の仕事頑張ってるから疲れただけでしょ

少し今は休んでな?

このぐらいにならないと素直に休まないんだから」


と言ってきた。



お言葉に甘えて隅の方で休んでると


作ちゃん、大丈夫か??って


優斗もはしもっちゃんもみずっくんも


抱きしめてくれた。


「外部仕事大変だよな


俺らの中では作間は作間でいいんだよ」


って接してくれた。


俺はやっぱりハイハイが好きなんだなーって


リハをやってる4人を見て改めて思った。

白青(重度心身障がい)→←紫(過呼吸)



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作者名:arimomo | 作成日時:2022年7月5日 0時

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