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紫(過呼吸) ページ7

リアル
過呼吸の紫

紫side

俺は今、有難い事にドラマや映画など


演技の仕事を沢山貰っている。


全て大好きで大切なハイハイの為に


少しでも色々な方に知ってもらえる為に


全員がいつでもその気持ちだけど


特に最近は1人の仕事として


他の4人とは違う行動をしている事が多くて


自分の中でその気持ちが高まっている感じがしていた。


同世代の俳優さん達は皆さん凄いし


沢山刺激をもらえて


俺も頑張らないとって気持ちになる。


迷惑も掛けられないし


あまりフレンドリーなタイプでも無いから


気を遣われてしまうし。


撮影がなくても見に行って


沢山観察させて貰って技を盗もうと


とにかくコツコツコツコツ。


俺の得意分野だ。


しかし、普通にグループの仕事は同時並行で進むわけで


撮影や取材レッスンは勿論


単独公演も控えていて


そこらへんでもバタバタしていた。


今日は打ち合わせと衣装直しと振り付けのレッスン


元々どちらかと言うと集中出来るタイプだったのに


最近は演技の方の撮影もあって


そっちの心配も凄くて


自分の集中力の散漫さに少しイライラするぐらいだった。


イライラすると人はもっと集中出来なくなる


それもわかってるのに、それでもイライラして


ヤバいな俺


と思っていた。


「作ちゃん聞いてる??」


ガリさんが言う。


この言葉は今日2回も言われた。

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作者名:arimomo | 作成日時:2022年7月5日 0時

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