金木犀。

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来週の10日。


まこちと会うことになった。

誘われてうれしくてでも反面、これでいいのか。と

心が葛藤してる。

〜キー

電車が止まった。

「じゃあ、もう乗るね」

切りたくなかった。

名残惜しい。

私いつからこんなにまこちのこと好きになったんだろ

慎「うん…じゃあ…またね？おやすみ」

「…うん。おやすみなさい」

そう言って私は先に赤い切るボタンを押した。

だって…まこちに切られたらなんか悲しくなるでしょ？

"A"


"おやすみ"

まこちのコトバが頭の中でループする。


わたし、まこちが好きなんだ。


長谷川慎が好きなんだ。


でもこの好きな気持ちは…


隠さなきゃいけない気持ちだよ。


ねぇまこち。


あなたは今誰を想ってますか？


私はね、あなたの声が流れていたこの携帯を


見つめてしまうくらい


あなたの事を想ってしまってる。

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