ホストな彼との恋模様

お友達 ページ25

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『はぁっ、はぁ。』






，





ここが、どこかもわからないところまで走った。





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壱馬「ここまできたら、とりあえず大丈夫やろ。」





，





目の前にはマンションがある。

そこに壱馬さんはためらいもなく入っていく。







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『ここはっ？はぁっ。』





，







壱馬「俺の家。お前んちに返したら危ないやろ。

今日はここに泊まり？笑」






，







そういって壱馬さんが扉を開けてくれた。







，





『壱馬さんっ、それっ。！』






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リビングにはいって、壱馬さんが電気をつけると、

みえた壱馬さんの顔の痣。




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壱馬「あ、血。出てた？笑

絆創膏、貼らなきゃやな〜」






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キッチンで血を洗い流して

絆創膏をはって戻ってきた壱馬さん







，





『あの、壱馬さん、ごめんなさっ！？』




，







ふわっと香る柑橘系のにおい。

また抱きしめられた。





，







壱馬「いいの。俺がいなかったら、

Aちゃん殺されてたかも知れないんよ？

だから、ごめんじゃなくて、ありがとう。やろ？」





，





『ありが、とう。』




，






壱馬「二回も俺の話邪魔されちゃったからさ。笑

いま言わせて？」






，






抱きしめられながら、うんって頷くと

また始まる壱馬さんの話。





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壱馬「はじめて会ったときにひとめぼれしたんよ。

友達からで、いいから。」





，





肩を持たれて、目を合わされる。





，






壱馬「よかったら、俺と付き合ってください。」






，






私は、勢いよく抱きしめて、





『壱馬さん、私、

壱馬さんのにおい嫌いじゃないです。』





，






壱馬「においかよ。笑」






，






『あと、性格も、嫌いじゃないです。』





，






壱馬「うん。」






，





『顔は、タイプです。』






，





壱馬「うん。それで？笑」






，






『でも、お客さんと仲良くしてたら嫉妬しちゃうかもです。』






，






壱馬「んふふ、それは困るなぁ？笑」







，





『そんなんでもいいなら、私。

友達から。よろしくお願いします。笑』






，







壱馬「んふふ、ええで。お友達。よろしくね？笑」







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