ずっとあたたかい愛の中で (ページ1)

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共に izw×kwmr ページ1

思えばこいつは昔から熱烈な奴だった。
いつもはだるそうな態度でいるくせに、僕に対してはなぜか秘めた情熱を示してくるような男だった。
例えば、ライター勧誘の時。

「バイト感覚でもいいので。貴方じゃないと駄目なんです」

そんな真っ直ぐで情熱的な目を人に向けられたのは初めてだったから、後先考えず思わず引き受けてしまって。

または、僕が自己嫌悪に陥って「やめようかな」なんてこぼした時。

「俺は河村さんだから一緒に仕事したいと思ったんです。貴方の最高なところは、俺が知ってますから」

彼がそこまで自分を評価してるなんて知らなくて、なんだか笑ってしまった。その後僕の良いところを語り尽くされて恥ずか死んだのも良い思い出だ。

またまた、僕が大学を卒業した時だって、

「どうしても河村さんだけは離したくないです。これからも俺と一緒にやっていってくれませんか？」

プロポーズか？と誤解するような熱烈な言葉に流されて頷いてしまったのは最近の話。

貴方だけ、そんな言葉に救われてきたのは事実だ。
僕はこうやってずるずると彼についていくんだろうなぁ。自分が足を引っ張らないといいけど。
そんなことを考えていた矢先の出来事であった。

伊沢から熱烈な告白を受けたのは。