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「誠也すまんな……」
「いえいえ！とんでもないっす！」
俺は今、誠也に頭を下げている
少し小洒落たカフェの端っこで。
「福本には、今度面会行きます。あいつはあのままやったらまた同じことするやろうし、一旦檻の中にいて反省した方がいい具合なんやと思います。俺はあいつが出てきた時に助けれるよう、立派になっとかなあかんすね！」
ははっと少し高めの声が口元に持っていかれたグラスによって口の中に吸い込まれた。
今、目の前にいる誠也は、黒のスーツ姿
髪の毛も切って、なんやサッパリしてるわ
「今日も面接行くんか？」
「はい。今日、最終面接なんです。」
あー緊張する、と肩をわざと竦めて
神山くん、ありがとうございました。と今度は頭を下げられた。
「俺の勝手な頼みに答えてくれはって、めっちゃ感謝してます。」
「いやいや、おかげで違う事件の事も分かりそうやから逆にありがたかったよ」
「そうっすか…」
今回、林組が関係していることがわかって
暴力団関係の所を洗いざらい調べてる
それは俺らじゃなくて、廉やジーコんとこがやってくれてるんやけど。
「誠也、福本くんは今めっちゃ反省しとるし、自分がやったこと後悔してる。やから、面会の時はそんなに責めんといてやってくれな」
「はい！わかってます。あいつはもう同じことせんと信じてますし。……なにからなにまでありがとうございました。」
それを最後に、俺は伝票をもって席を立った。
急いで奪い返そうとした誠也に、仕事決まったらお前の奢りで今度ごはんでも行こうと約束して、
「はい、重岡くんも」
「うん、そやな」
カフェを出れば、道路を挟んで向かい側
とぼとぼという表現が1番正しいのか、重たい足取りで歩く主任を見つけた。
「……主任？」
「どしたんすか？」
顔もぼーっとしてるし、いつものような雰囲気じゃなくて少し心配が。
「誠也、すまん。ここでええか？」
「大丈夫っす！ありがとうございました。」
カフェの入口で誠也に別れを告げた後、
急いで近くの横断歩道を渡り、主任の背中を追う
意外と距離があったのか、なかなか縮まない。
あと少しのところで主任を見失った俺。
「どこいったんや……え？………」
小走りやった俺は前しか見てなかった。
立ち止まった近くの店を見渡せば、そこは
……中本美紀の殺人現場、Black Gold。
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モンチ(プロフ) - にこさん» お返事ありがとうございます！はい！待ってます！ (2017年12月6日 23時) (
レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - モンチさん» コメントありがとうございます！今、いろいろあってあまり更新出来ないのですが必ず完結させますので今後ともよろしくお願いします！！ (2017年12月6日 23時) (レス) id: af72205222 (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - この作品めちゃくちゃ面白いです！ (2017年12月4日 9時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
やまこたラブ(プロフ) - にこさん» ハイ！元クララブです！！！これからもよろしくお願いします！！！ (2017年7月21日 22時) (レス) id: 8648ff81d6 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 妃愛さん» えぇ〜！最初から……ありがとうございます！励みになります！ (2017年7月21日 22時) (レス) id: 0c292db25f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2016年5月15日 12時
